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2014年11月21日

学生に「ばか」日常的に暴言…教授を停職1か月

読売新聞(2014年11月20日)

 北九州市立大は19日、教授の立場を利用し、学生に対して暴言や授業外の拘束などの嫌がらせ(アカデミック・ハラスメント)をしたとして、地域創生学群の男性教授(50歳代)を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 発表によると、教授は2年ほど前から、地域の課題解決などに取り組む実習活動で、学生たちに日常的に「ばか」などと暴言を吐いた。週1回の実習以外の日も、準備のため、特定の日に他の講義を入れないよう指示したり、「出席しないと単位をやらない」と言ったりした。昼休みもほぼ毎日、特定の学生たちと昼食を取るなど拘束したという。

 複数の女子学生からの相談で発覚した。教授は「生半可な気持ちで実習に取り組んでほしくないと思った。学生や大学に迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。

 同大は「複数の教員が相互にチェックできる態勢を検討したい」としている。


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