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2014年12月13日

慈恵医大、新たに不自然データ 理事長ら給与返上

共同通信(2014/12/12)

 ノバルティスファーマ(東京)の降圧剤ディオバンを使った臨床研究のデータ操作問題で、東京慈恵医大は12日、狭心症などの発生数がディオバンに有利になる不自然な偏りがあったとの最終報告を公表した。

 研究責任者で既に退職した望月正武元教授の客員教授の称号を取り消し、栗原敏理事長、松藤千弥学長がそれぞれ給与の20%、10%を3カ月間返上すると明らかにした。

 大学の調査委員会が新たに入手したデータを基に検証した結果、不自然な偏りが判明。望月元教授が扱った症例に多く、基準に合わない症例を解析に含めていたケースも調査対象の半数近くに上っていた。


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