研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2015年05月01日

名古屋女子大組合副委員長不当解雇事件、名古屋高裁も勝訴

■谷口教授を支援する会メールニュース

祝! 勝訴!

支援者の皆様

「谷口教授を支援する会」事務局です。
お世話になっております。

本日、午後1時10分より、名古屋高等裁判所において
谷口教授の控訴審判決の言い渡しがありました。

学園側の控訴は棄却され、一審判決が維持されました。
また附帯控訴として谷口教授側が請求した、昨年6月と12月に支給されるべきだった一時金については請求どおりの額の支払いが認められました。

ただし慰謝料については、一審どおり、学園と越原一郎氏個人の不法行為責任を認めたものの、一審で300万円だった額の増額は認められませんでした。

詳細については「谷口教授を支援する会ニュース」の次号でお知らせいたします。
まずは、取り急ぎご報告まで。

谷口教授を支援する会ブログ

2審も勝訴!!
名古屋高等裁判所で控訴審判決がありました。
学園側の控訴を棄却して、一審判決を支持するとともに
谷口教授側が附帯控訴として請求した、結審後の昨年6月と12月を支給日とする一時金支払いが認められました。(2015/04/30)

2審も元教授の解雇無効認める

NHK(4月30日19時23分)

3年前に解雇処分になった名古屋女子大学の元教授が、処分は不当だとして大学側を訴えていた裁判の2審で、名古屋高等裁判所は、1審に続いて、元教授の訴えを認め、大学側に対し解雇の無効と未払いの賃金などの支払いを命じました。
名古屋市瑞穂区にある名古屋女子大学の谷口富士夫元教授(56)は、3年前、助手に降格された上、大学を非難する内容を個人のブログに書き込んだことを理由に不当に解雇処分にされたとして、大学を運営する「越原学園」側に対し、解雇処分の無効のほか、未払いの賃金などの支払いを求めています。
去年9月に1審が、処分が違法だったと認めて、処分の無効のほか、未払いの賃金など、約2200万円の支払いを命じたため、大学側が控訴していました。
30日の2審の判決で、名古屋高等裁判所の木下秀樹裁判長は「ブログの書き込みは不当な処分の口実に過ぎず、元教授の人格権や名誉を著しく侵害した」として、1審に続いて、大学側に対し、解雇処分の無効のほか、1審の判決から、30日までの分を加えた未払いの賃金など、計約2900万円の支払いを命じました。
判決について越原学園は「不当で誠に遺憾だ。直ちに上告を検討する」とコメントしています。

|