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2015年07月10日

佐賀大学教職員組合、学長選考で質問状提出

佐賀新聞(2015年07月09日)

 佐賀大学教職員組合(委員長・宮崎卓郎経済学部教授)は9日、先月行われた次期学長選考の過程が不透明として、学長選考委員会(井田出海議長)宛てに公開質問状を提出した。選考会議の議事録公開や選考理由の詳細な説明などを求めている。回答期日は23日までとしている。

 学長選考は副学長の宮崎耕治氏(66)と医学部長の藤本一眞氏(62)が立候補。教職員の意向調査では宮崎氏304票、藤本氏546票と藤本氏が上回ったが、決定権を持つ選考会議が面接などを経て行った投票は9対4で、宮崎氏が選出された。

 この日は宮崎委員長ら組合幹部が選考事務局の北出猛夫総務部長に手渡した。宮崎委員長は「選考結果が必ずしも意向投票を反映しないのは理解できるが、決して無視をしていいわけではない」と批判。「選考会議の議論内容が明かされず、密室で決まった印象。納得できる理由を求める」と話した。


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