研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2015年07月15日

酪農学園大、学長「解任理由ない」 理事会主導を批判

毎日新聞(7月14日)

 酪農学園大(江別市、麻田信二理事長)が14日の理事会で学長解任について審議するのを前に、干場信司学長(65)が13日、札幌市中央区で記者会見し、解任に反対する姿勢を示した。干場学長は「建学の精神に基づく教育ができなくなったことこそが問題」などと述べ、理事会主導の大学運営を批判した。

 干場学長によると、麻田理事長はキリスト教に基づく教育を後退させたほか、学長選考を教職員による投票から理事会主導で決めるように変更し、理事長の再任制限(3期9年)を廃止した。今春の入試業務にも介入し、追加合格者5人を出さなかった学長を叱責したとしている。

 干場学長は、学内のバイオガスプラントを独断で処分したことを理由の一つに解任を審議されるが、「学内手続きにミスがあった」と非は認めつつ、役割を終えたプラントで、解任理由に当たらないとした。【千々部一好】


|