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2015年07月16日

酪農学園大学長、解任 本人は不服表明

朝日新聞(2015年7月15日)

■14日の理事会で

 酪農学園大(江別市)は14日、札幌市内で理事会を開き、干場信司学長の解任を決めた。職務上の義務違反や法令の規定違反などが解任理由としている。後任の学長を選出するまでの間、麻田信二理事長が職務代理者に就く。一方、干場氏は同日、解任を不服として法的措置を含めて検討する考えを示した。

 理事会メンバー10人のうち、理事でもある干場氏を除く9人の全会一致で決めた。理事会終了後、麻田理事長が記者会見し、「2年間の大学運営で、解任要件にあたる複数の行為があった」などと説明した。

 麻田理事長の説明によると、干場氏は3人の外部監事から「大学運営に疑問がある」などと指摘されたうえ、退職した教員の補充や入学者の確保努力を怠るなど職務怠慢があったとしている。また、必要な手続きを取らずに大学の財産(バイオガス発電装置)を勝手に処分したという。

 干場氏は2013年4月に学長に就任。同日、札幌市内で報道陣の取材に応じ、「教育現場の現状を理解しておらず、解任理由は納得できない。今後、法的措置を含めて対応を検討したい」と話した。


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