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2015年07月18日

日本科学者会議宮城支部、「私たちは「戦争法案」の廃案を求めます」

日本科学者会議
 ∟●日本科学者会議宮城支部、「私たちは「戦争法案」の廃案を求めます」

私たちは「戦争法案」の廃案を求めます。

日本科学者会議宮城支部

 第 2 次安倍内閣は、多くの人々の反対の声を押しきって、憲法違反の「集団的自衛権行
使」を容認する閣議決定を行い、今 189 国会に「平和安全法制整備法案」と「国際平和支
援法案」(以下、「戦争法案」)を提出しました。
この 2 つの法案は、これまでの政府が違憲としてきた集団的自衛権の行使を可能とし、
憲法 9 条を根底からくつがえすものです。

 日本国憲法第 9 条には、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段とし
ては、永久にこれを放棄する。 二.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と書かれています。
 自衛隊の創設も、軍事予算の拡大も、インド洋やイラクへの派兵も、憲法の制約の下、
様々な言い訳を弄して、強行してきましたが、今度は自衛隊が、他国軍のために武器の輸
送まで行い、「戦闘地域」であっても活動することになる、まさに「武力によって国際紛争
を解決する」目的を持った、憲法違反の法案です。
 「集団的自衛権の行使は憲法違反」という 60 年以上にわたって積み重ねられてきた政府
解釈を、一内閣の判断で覆してしまう暴挙としか言いようがありません。

 科学を人類の真の幸福に役立たせるために、市民と連帯し、関係団体と協力・共同し
て、学問と社会のあるべき姿を探究し、科学の成果を社会へ還元することを課題として活
動することを目標としている私たち科学者会議は、「殺し、殺される法体系」は社会のある
べき姿ではないと確信しています。よって、この「戦争法案」を速やかに廃案にすること
を求めます。

2015年7月11日

連絡先:宮城支部事務局長 山崎 誠
宮城県仙台市宮城野区幸町3-3-1-504
TEL:080-6962-4601

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