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2015年07月24日

龍谷大学学内集会声明「安全保障関連法案の廃案を求める(集会アピール)」

■「安全保障関連法案の強行採決に抗議する」龍谷大学関係者の学内集会 参加者一同
 ∟●安全保障関連法案の廃案を求める(集会アピール)

安全保障関連法案の廃案を求める(集会アピール)

 70年前の1945年8月15日、戦争が終わりました。翌年11月3日に日本国憲法は公布され、その6か月後(1947年5月3日)に施行されました。以来70年近くにわたって日本国憲法は、わたしたちの暮らしや教育、労働にとってかけがえのない役割を果たしてきました。本来憲法を尊重すべき人々によって軽んじられてきたかもしれませんが、わたしたちの日々の生活の中に憲法は存在し続けてきたと言えるでしょう。
 その大切な日本国憲法の大きな柱の一つである第9条がいま大きく蹂躙されようとしています。「戦争の放棄」と「戦力を保持しない」ことが定められているにも拘らず、従来の憲法解釈が一内閣の判断によって変更され「集団的自衛権」を認め、他国のために戦争する道が開かれようとしているのです。
 2015年7月15日、衆議院の平和安全法制特別委員会で安全保障関連法案が可決されました。そして、その翌日には、衆議院の本会議でも強行採決されました。わたしたちは、この暴挙を決して容認することができません。それは、立憲主義(本来憲法は権力を縛るものであること)と民主主義(国のあり方は国民自身が決定すること)を真っ向から否定するものであるからです。
安全保障関連法案の廃案を求める運動は強行採決後、全国各地でいっそう強まっています。さまざまな階層の人々が法案に対して反対の声をあげており、なかでも大学生や高校生などの若者の取り組みが注目されています。このような動きを強めていくことによって、安全保障関連法案を参議院で廃案にすることが可能となります。
わたしたち「安全保障関連法案の強行採決に抗議する」龍谷大学関係者の学内集会に参加者した教職員・学生一同は、安全保障関連法案の強行採決に抗議するとともにその廃案を求めます。そして、戦後70年の節目の年を「戦前」に逆戻りさせないために、わたしたちも全国の取り組みと連帯して力を尽くしていく決意を表明します。

2015年7月23日 

「安全保障関連法案の強行採決に抗議する」
龍谷大学関係者の学内集会 参加者一同 
 

主 催:「安全保障関連法案の撤回を求める声明」事務局
龍大9条の会
All Ryukoku Anti War(7月15日に結成された龍谷大学生の会)

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