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2015年08月07日

安保法案に反対声明 岐阜大、岐経大、IAMAS教員ら

岐阜新聞(2015年08月06日)

 安全保障関連法案に反対する大学関係者有志の会が先月、岐阜県内の3大学で発足し、それぞれ法案反対の声明を出した。各大学の呼び掛け人の教員が5日、岐阜県庁で記者会見し「県内のほかの大学にも呼び掛け、地方の大学から反対の声を上げていきたい」と訴えた。

 有志の会が立ち上がったのは、岐阜大、岐阜経済大、情報科学芸術大学院大(IAMAS)の3大学。先月21~23日にそれぞれ法案反対の声明を出し、賛同者を募ってきた。今回は、各有志の会が連携して法案反対を訴えようと、合同会見に臨んだ。

 岐阜大では、教員や卒業生、学生ら約100人の賛同者が集まった。呼び掛け人の椎名貴彦准教授(応用生物科学部)は「息子を持つ親の責任として、何か取り組む必要があると考えた」と説明。25人が賛同した岐阜経済大の呼び掛け人の高木博史准教授(経済学部)は「教員の2割が賛同してくれた。大学人としてきちっと向き合いたい」と話した。IAMASは教員ら45人が賛同した。

 今後は、合同で法案の勉強会を企画するほか、各地のデモ行進や街頭活動に参加する予定。高木准教授は「潜在的に反対の声は多い。この機会を通じて賛同者を増やしたい」と話している。


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