研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2015年08月21日

酪農学園大学の専制的な運営の停止を求める署名活動

酪農大はやっぱり素晴らしい!

学校法人酪農学園
理事長 麻田 信二 様

酪農学園大学の専制的な運営の停止を求めます!

 2015 年 7 月 14 日、2 年半前に選挙で選ばれた任期半ばの干場学長が解任されるという異常事態が起きました。

 経緯が示す通り、2007 年に麻田理事長が就任して以来、校名変更問題などが相次いで発生し、理事会と教育現場の信頼関係が難しくなったように思われます。昨年11月には理事会が、教授会構成員の 87%の反対を無視して、建学理念の基本である「キリスト教の精神」に基づいた教育運営を後退させる案や、理事会・常務理事の再任制限の撤廃案を決定しました。さらに、今年の2月には、長年に亘って実施してきた大学役職員の選挙による候補者選びを全て廃止する案を提出し、これも教授会構成員の8割以上の反対署名を無視して決定しました。今や教員現場の意向は大学運営にほとんど反映しない状況になってきました。学問の府でこのような暴挙が許されて良いのでしょうか。

 干場学長は大学教育現場の代表として、理事会においても一貫してこれらの案に反対してきましたが、そのことが今回の解任の大きな理由になっているように思われます。 そもそも解任理由は二転三転したと聞きますし、最終的に理事会が上げた事柄は誰が考えても解任理由に足るとは思えません。今回の出来事は、酪農学園の理事会が、管理者側の権限強化を狙った学校教育法の改正に悪乗りし、民主的運営を望む教育現場の声を無視して、専制的な大学運営をしょうとしていることの表れであり、このままでは酪農学園大学の素晴らしさが失われることが危惧され、決して看過することは出来ません。

 以上のことから、私たちは干場学長の解任を認めることはできず、酪農学園大学の専 制的な運営の停止を強く要望します。


|