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2015年08月27日

酪農学園大学の存続を願う学生有志の会、「思っていること」

酪農学園大学の存続を願う学生有志の会
 ∟●思っていること(2015/08/25)

7月14日、酪農学園大学干場信司学長が任期途中にも拘らず、理事会の独断によって解任されました。メディア等の媒体によって伝えられた数行程度の解任理由は客観性・合理性に欠け、上記のような極めて重い処置をとるに値すると考えられるものではありませんでした。またこの一連のことは、教授会や学生を無視して進められ、理事会単独の決議で行われました。

私たちは酪農学園大学麻田信二理事長に、今回の件に対する学内公の場での対話による説明と、今後の大学運営が理事会・教授会・学生・その他大学関係者によって民主的に行われることを求めています。

現代の日本において、すべての人々に開かれた学びの場であるはずの大学が、多くの場合、就職のため社会に適用する人間をつくる閉鎖的な場になってしまっているのではないでしょうか。教育は、サービス業ではありません。

今回の件が起きたのは、酪農学園大学においてですが、今後同じようなことが他の大学のおいても起こりうる可能性があると考えています。一見、経営の問題であって、学生には関係のないことのように思われます。しかし、教育現場から離れた場所にいる一部の権力者の独裁を許しては、結果的に自由な学問を受ける権利を失うのは学生ではないでしょうか。

大学内の主役は誰でしょうか、学生です。学生こそ大学運営にかかわる権利があります。この件は、始まりであり、一大学だけの問題ではないと考えます。多くの方々のご理解と、賛同をいただけると嬉しいです。署名による協力をお願い申し上げます。特に同じ学生に共感していただけると嬉しいです。


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