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2015年08月28日

酪農学園大、学生有志が署名活動 前学長解任の説明要求

北海道新聞(08/27)

 【江別】酪農学園大(江別市)を運営する学校法人酪農学園が理事会で同大の干場信司前学長を解任したことを受け、同大の学生有志が麻田信二理事長に対して全学生への経過説明を求める団体を設立し、署名活動を始めた。

 団体は「 酪農学園大学 の存続を願う学生有志の会」。干場前学長の解任から6日後の7月20日、代表で同大1年の栗本翔太さん(19)らが設立し、今月25日に団体ホームページ上で、署名の賛同者を募り始めた。

 同会は「理事会は情報を公開せず独断で運営を進めており、大学自治の崩壊につながる。酪農学園大学で学ぶ者として解任理由を知る権利がある」とし、理事長本人による学内での公開説明を、10月中旬までに複数回行うよう求めている。

 署名は今月26日現在で約130人分が集まっており、9月中旬をめどに取りまとめて、要請文とともに麻田理事長に提出する予定。

学長解任の酪農学園大、後任に竹花氏就任

北海道新聞(08/27)

 【江別】酪農学園大(江別市)を運営する学校法人酪農学園(麻田信二理事長)で26日、解任された干場信司前学長の後任に、獣医学群長の竹花一成(かずしげ)氏(59)が就任した。任期は2017年3月31日まで。

 同法人によると、学内外の委員で構成する学長選考委員会に竹花氏が唯一、立候補を届け出。同委員会が適任と認め、25日に理事会が選任した。

 竹花氏は愛知県出身。同大酪農学部獣医学科卒業後、同大大学院獣医学研究科修士課程を修了。00年から獣医学部教授になり、15年4月から獣医学群長。専門は、獣医解剖学と組織学。

 同大では6月、理事会が干場前学長に対し「学長として不適格」として退任を要求。干場前学長が拒否したため、7月14日付で解任していた。


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