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2015年09月03日

安保法案「平和揺るがす」 道内5大学の教職員が集会

北海道新聞(09/02 05:00)

  安全保障関連法案 に反対する声明を発表した道内大学の教職員有志が1日、札幌市北区の北大で、各大学の取り組みや今後の活動について話し合う集会を開いた。約70人が出席。北大など5大学の8人がマイクを握り「平和を揺るがす法案は憲法違反」「廃案しかない」と訴えた。

 道内の大学関係者による反対声明は、7月の札幌学院大を皮切りに北大、道教大、室工大、北海学園大、北星学園大、酪農学園大の計7大学に広がる。

 集会では、北大大学院の宮内泰介教授が「法案は戦後日本が積み重ねてきた平和の歩みを無にする」と批判。室工大大学院の清末愛砂(きよすえあいさ)准教授は「米国主導の戦争への加担を強いる内容。大学の知性を結集して対抗していく」、北海学園大の本田宏教授は「与党が多数を占める国会の審議だけでなく、反対を叫ぶ市民の声にも耳を傾けるのが民主政治だ」などと語った。

 参院採決が見込まれる今月中旬に向けた連携を確認したほか、集会前には、北大の学生ら有志約30人が大学周辺をデモ行進した。


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