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2015年09月07日

安保法案、抗議集会 早大で吉永小百合さんがメッセージ

毎日新聞(2015年09月06日)

 ◇「SEALDs」は新宿三丁目駅近くの歩行者天国で

 参院で審議中の安全保障関連法案に反対する抗議集会が6日、東京都内であった。

 早稲田大学(新宿区)では法案の廃案を求める教職員や学生ら有志約500人(主催者発表)が学内で「全学集会」を開き、卒業生の吉永小百合さんらがメッセージを寄せた。

 集会では水島朝穂教授(憲法学)が講演し「国の根幹を規定する立憲主義の本質的な危機がある。この点の理解が進んでいない」と問題を指摘。「集団的自衛権の行使という憲法を改正して国民投票を経なければできないことを閣議決定でやってしまった」と批判した。

 「集会の開催は素晴らしいことであり、大切なことと思っております。どうか継続して運動を続けていただきとう存じます」との吉永さんからのメッセージが読み上げられると、会場から拍手がわき起こった。

 また、研究者で作る「安全保障関連法案に反対する学者の会」と学生団体「SEALDs(シールズ)」の共同の抗議集会が同区の東京メトロ新宿三丁目駅近くの歩行者天国であり、断続的に雨が降る中、約1万2000人(主催者発表)が「憲法守れ」などと声を合わせた。

 参加した都内の女子高校生(16)は「安倍晋三首相は国民の安全や平和のためだと言うが、中学校で習った憲法9条や立憲主義が守られていないのに、国民が守れるのかと問いたい」と話した。【山田麻未】

早大で安保関連法案反対集会、OBもメッセージ

日刊スポーツ(2015年9月6日)

 参院で審議中の安全保障関連法案の廃案を訴える集会「早稲田から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する早稲田大学全学集会」が6日、東京・新宿区の早大で行われた。

 教員や職員、学生、卒業生ら約350人が参加。法学学術院教授らが登壇し、「政治家の暴走」「立憲主義の本質的な危機」「国会の暴挙」などと声を上げた。

 各界卒業生からのメッセージが紹介され、漫画家で商学部卒業のやくみつる氏は「五輪エンブレムに感(かま)けている場合ではない。2015年を括(くく)る言葉に『白紙撤回』があるが、まだ肝心な、そしてもっとも撤回させるべきものが残っている」などとコメントを寄せた。

 第二文学部卒業の女優吉永小百合もメッセージを届け、「全学集会の開催は素晴らしいことであり、大切なことと思っております。(中略)どうか継続して運動を続けていただきとう存じます」と希望した。区部部


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