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2015年09月10日

安保法案に反対、大学教員ら声明

朝日新聞(2015年9月9日)

◇有志の会立ち上げ

 参院で審議中の安全保障関連法案に反対する県内の大学教員らが8日、「安全保障関連法案の廃案を求める埼玉・大学人の会」の結成と声明文について県庁で記者会見を開いた。8日時点で、県内にゆかりのある大学関係者113人が賛同している。

 「埼玉・大学人の会」は8月に発足した。声明文は、「憲法9条の政府解釈の変更は、到底正当化できるものではなく、説得力を欠く。現政権の態度は学問と良識を無視し、近代立憲民主主義という基本的な政治のあり方を破壊するもの」とし、安保関連法案の廃案を求めている。

 呼びかけ人の一人、埼玉大学・七木田文彦准教授は会見で、「埼玉のコミュニティーに根ざす形で会が立ち上がった。これほど広範に大学教員が集まったのは初めて」と話した。今後、市民向けの学習会も企画するという。

 安保関連法案の廃案を求める獨協大学(草加市)教職員有志の声明には213人が、鳩山町にキャンパスを持つ東京電機大学関係者有志の会の声明には56人が、それぞれ賛同しているという。


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