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2015年09月12日

「戦争への動きに反対」 安保法案、沖国大教員有志が声明

琉球新報(2015年9月11日)

 沖縄国際大学の教員有志61人(10日現在)が10日、安保法案の廃案を求める声明を出した。声明は「先の戦争で『軍隊は住民を守らない』ことを知り、戦争につながるいかなる動きにも反対しなければならない」とし、11年前の同大への米軍ヘリ墜落で「軍隊の本質を厳然と見せつけられた」と沖縄の現実を踏まえて、法案の廃案を強く求めた。呼び掛けた法学部の稲福日出夫教授らが10日、同大で発表した。
 声明は、沖縄の森の上を米海兵隊MV22オスプレイが飛ぶ写真を配し、語り掛けるような文体で300字ほどにまとめた。
 国会審議も大詰めを迎える中での発表について照屋寛之教授(法学部)は「思いはあっても呼び掛けの声を出すのが難しかった。遅くはなったが研究者の責務、良心として黙認できない」と話した。

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