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2015年10月09日

福井大、大学院教授を懲戒解雇処分 不正利益得る

毎日新聞(2015年10月08日)

 福井大は8日、大学の研究費で購入したパソコン部品を中古業者に売って約25万5000円を得たとして、大学院工学研究科の50代の男性教授を懲戒解雇処分にしたと発表した。売却代金は全額、大学へ返納されたが、大学は業務上横領容疑での刑事告訴を検討している。

 記者会見した岩井善郎副学長らによると、教授は今年1月、研究費で購入したパソコンの主要部品であるCPU(中央演算処理装置)など6点を東京都内の業者に売却し、代金を自分の私的な銀行口座に振り込ませた。

 今年4月、「教授が物品を不正に売った可能性がある」として大学職員が大学側に業者発行の買い取り金額見積書(コピー)を持ち込み発覚。大学が調査委員会を設置して調べていた。教授は売却を認め「申し訳ないことをした」と謝罪したというが、詳しい動機は確認できていないという。


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