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2015年10月29日

スポーツ選抜3人、別学部「復活」合格…立命大

読売新聞(2015年10月28日)

 立命館大(京都市)が、9~10月に実施したスポーツ特別選抜入試で、受験した学部で不合格と判定された9人のうち3人を、別の学部で合格させていたことがわかった。

 別の学部で合格させることは入試要項に規定がなく、同大学は取材に「受験生間で不公平が生じたことは否めない」としている。文部科学省は「学生の選抜は大学に裁量が認められているが、要項にない手続きは好ましくない」としている。

 大学の説明によると、スポーツ入試では、受験生は学部を第2希望まで選んで出願。1次選考で書類審査を行い、2次選考では学部ごとに試験を行う。

 試験は、論文と面接のほか、一部の学部では面接形式で学力などをみる口頭試問も独自に行っており、口頭試問のある学部を受けた9人が不合格と判定された。そこで、口頭試問がない学部を第2希望としていた3人については、論文などの結果をもとに再審査のうえ合格とし、残り6人はそのまま不合格とした。


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