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2015年11月28日

阪大の国際交流課係長を懲戒解雇 2000万円着服

日刊スポーツ[2015年11月27日]

 大阪大は27日、海外から訪れた研究者ら向けの宿泊施設の使用料約2200万円を着服したとして、国際交流課の金井克典国際連携係長(50=大阪府松原市)を懲戒解雇処分にした。近く刑事告訴する方針。

 大学によると、施設の管理部署にいた2013年11月~今年9月、使用料の徴収業務などを委託していた業者に「大学が関与するNPO法人の運用資金にする」などと虚偽の説明をし、現金で保管するよう指示した使用料を着服していた。

 「住宅ローンの支払いや親族の借金返済に充てた」と説明し、弁済の意思を示している。10年6月から施設の管理を担当しており、着服額は増えるとみて調査する。

 保管金額を記録した書類の破棄を指示された業者が不審に思い、今年10月に大学に連絡して発覚した。

 大学の関係者は記者会見で「深くおわび申し上げる。再発防止策を講じたい」と謝罪した。(共同)

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