2015年11月14日
早大准教授 教え子の論文データを無断使用
早稲田大学商学学術院の50代の男性准教授が、教え子の論文のデータを無断使用する著作権侵害があったとして、停職4か月の処分を受けた。著作権の侵害を行い、大学の名誉を傷つけたとして停職4か月の処分を受けたのは早稲田大学商学学術院の准教授(51)。
早稲田大学によると、准教授は2013年から2014年にわたって、自らが指導する学生3人の修士論文から本人の承諾を得ずに企業研究のデータなどを4つの論文に引用したという。
大学の調べに田村准教授は「出典を明示する必要があったが、投稿上での制約があったり、査読段階で不採択になったりしたので自らの単独論文として公開してしまった」と無断使用を認めているという。
早稲田大学は「再発防止に徹底した取り組みを行います」とコメントしている。