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2015年11月26日

千葉大元教職員らが安保法反対の会 あす設立、討論集会開催

東京新聞(2015年11月25日)

 千葉大の元教職員らが、「安全保障関連法制に反対する千葉大学教職員OG/OBの会」を、26日に設立する。同日午後5時から千葉市稲毛区の千葉大西千葉キャンパスで、現職の教職員らと共催で「安保法制を考える討論集会in千葉大学」を開催。同会世話人の一人、元教育学部長の水内宏さん(76)は「安保法では戦争に巻き込まれる危険がある。最高法規の憲法に基づいて政治をすべきだ」と話している。 (村上一樹)

 OG/OBの会は、水内さんら九人の千葉大元教授らが呼び掛け人となり、安保法の採決直前の九月十八日に設立を呼び掛けた。百人ほどの千葉大教職員OG・OBに連絡を取り、約四十五人が賛同者として名を連ねた。

 集会では、中東現代史が専門の千葉大文学部の栗田禎子(よしこ)教授が、フランス・パリで起きた同時多発テロとも絡めて安保法について報告。同会の呼び掛け人から、元文学部長の下村由一さん(84)らも発言する。

 同会では今後も、学習会や講演会、シンポジウムなどを現職教職員や学生、院生、市民らを交えて続けていく予定。世話人の一人、千葉大名誉教授の木村忠彦さん(72)は「臨時国会を召集しないのも、憲法五三条違反。憲法をないがしろにする政策が進んでいくことを危惧する」と指摘し、集会への広く市民の参加を呼び掛けている。

 二十六日は、午後五時~七時。会場は文学部二〇三講義室(文学部・法政経学部一号棟二階)。参加無料で、事前申し込み不要。


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