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2015年11月28日

国立大交付金削減は「無謀」、神戸大が反対声明

神戸新聞(2015年11月27日)

 神戸大学の武田廣学長は27日、定例会見を開き、10月に財務省が示した国立大学運営費交付金の削減案について、「大胆で無謀な案」と批判した。外部有識者でつくり、大学に助言する組織「神戸大学アドバイザリーボード」に呼び掛け、削減案に反対する声明を出した。

 財務省は10月26日、財政制度等審議会の分科会で、国立大に配る交付金を2016年度から毎年度1%ずつ削減する改革案を示し、大学の自助努力を促した。

 武田学長は会見で声明文を紹介。「法人化以降、既に交付金は削減されている。教育投資をおろそかにすることは国の将来に大きな悔恨を残す」などと反対の姿勢を強調した。

 声明は近く、国立大学協会に送り、財務省と文部科学省に提出される予定。


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