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2015年11月10日

慶大元准教授に有罪判決 徳島大病院汚職で大阪地裁

日経(2015/11/9 22:16)

 徳島大病院発注の医療情報システムを巡る汚職事件で、収賄罪に問われた同病院の元病院情報センター部長で元慶応大准教授(45)の判決公判が9日、大阪地裁であった。西野吾一裁判長は懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金約304万円(求刑懲役2年6月、追徴金約304万円)を言い渡した。

 判決理由で西野裁判長は、贈賄側企業との関係について「癒着の期間は長期にわたり、収受した金額も少なくない」と指摘。「国立大学法人職員としての自覚を著しく欠き、強い非難を免れない」とした。

 受けとった金は犯行当時在籍していた大学院の授業料の滞納分の支払いや飲食代、遊興費として使ったとして「刑事責任は到底軽視できない」と非難した。

 判決によると、同被告は同病院の病院情報センター部長だった2010年1月~12年1月、受注に絡んだ便宜への謝礼と知りながら、兵庫県内のコンピューターシステム開発会社の元代表取締役から計8回にわたり、現金計約304万円を受領した。


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