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2015年12月05日

兵庫県立大教授、セクハラやアカハラメールで停職

神戸新聞(2015/12/4)

 兵庫県立大は4日、女子学生に対するセクハラ発言や、アカデミック・ハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)をしたとして、環境人間学部(姫路市)の60代の男性教授を同日付で停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。

 県立大によると、教授は2013年12月、女子学生と2人で夕食後、車中で「キスして」と言ったという。

 また、今年1月、別の女子学生が居酒屋のアルバイトで客の呼び込みをしているのを見かけ、2月までに37通のメールを学生の携帯電話に送信。アルバイト自体に問題はないのに「大学で処分を検討している」「退学になる可能性もある」と記したという。

 友人の女子学生にも、辞めさせるよう求める内容のメールを5通ほど送信。3人はいずれも同学部に所属する。

 3人の申し立てにより、理事会が調査。教授は「キスして」との発言を認めた上で、「テレビドラマの主題歌をつぶやいただけ」と釈明。メールについては「夜に客を呼び込むのは危ないと思った」などと話し、セクハラやアカハラの認識を否定しているという。


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