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2015年12月12日

大学パワハラで逆転勝訴 岐阜市に賠償命令 名古屋高裁

産経(2015.12.11)

 岐阜薬科大の男性准教授が元学長からどう喝され精神的苦痛を受けたとして、大学を運営する岐阜市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は11日までに、請求を棄却した1審岐阜地裁判決を変更し、市に100万円の支払いを命じた。10日付。

 藤山雅行裁判長は、元学長の行為について「業務の範囲を超えて准教授を精神的に苦しめ、職場環境を悪化させた。パワハラや名誉毀損に該当する」との判断を示した。

 判決によると、元学長は平成23年3月、十分な根拠がないまま、准教授が「元学長は新聞社に情報を売った」と吹聴していると決め付け、大声を上げて疑いを認めるよう責め立てるなどした。


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