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2015年12月22日

室蘭工大、借金返済で備品売却 助教を懲戒解雇

毎日新聞(2015年12月22日北海道朝刊)

 室蘭工業大学(北海道室蘭市)は21日、借金返済に充てるため備品のパソコンを売却した大学院工学研究科の40代男性助教を懲戒解雇処分にしたと発表した。同大学によると、助教は今年8?11月、知人への借金返済のため、2014、15年度に購入したパソコン3台(計29万9500円)を札幌市内の中古パソコン買い取り業者に計18万3000円で売却したという。助教は昨年10月ごろから先物取引をしており、知人らから資金を借りていたが、「返済が難しくなった」と話しているという。

 大学の備品確認の過程で判明した。助教は既に購入代金分を返済したが、大学側は業務上横領容疑で道警への告訴を検討している。

 記者会見で空閑(くが)良寿(よしかず)学長は「物品管理の徹底を図り、再発防止に努めたい」と陳謝した。


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