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2016年03月24日

授業担当外された准教授、「視覚障害で差別」と提訴

NHK(3月23日)

岡山県倉敷市の短期大学に勤める難病を患う51歳の准教授の女性が、新年度の授業の担当から外されたのは、視覚障害を理由にした差別だとして、学校の運営法人に対し授業を続けられるよう求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは倉敷市の岡山短期大学に勤務する准教授(51)です。
准教授は視力が低下したり、視野が狭くなったりする「網膜色素変性症」という難病を患っています。
訴状などによりますと、准教授は、授業中に飲食していた学生を注意できなかったことや、試験の採点の際、答案を第三者に読んでもらったことなどを理由に短大側から新年度の授業の担当から外され、事務の担当に替えられたとしたうえで、こうした対応は障害者に対する差別であり不当だとして、学校の運営法人に対し、授業を続けられるよう訴えています。
提訴について岡山短期大学の原田博史学長は、「視覚障害による差別ではなく、これまで支援してきたのに提訴され驚いている。学生にきちんと教えられていないのであれば教員を替えざるをえない」と話しています。

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