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2016年03月31日

奨学金受けた大学生 5割超

NHK(3月30日)

全国の大学生や大学院生の生活状況について、「日本学生支援機構」が調べたところ、昨年度大学生が支払った授業料は平均で91万円余りと調査を始めて以降最も高くなり、奨学金を受けた大学生は51%と2人に1人に上っていることが分かりました。
日本学生支援機構は大学生や大学院生などを対象に2年に1度、生活状況について調査していて、今回は4万5500人余りの学生が昨年度の支出や収入について回答しました。
それによりますと、大学生では、昨年度1年間に使ったお金は平均で186万2100円で、前回の調査に比べて1万8000円減少しました。全体の6割以上の119万5300円は「学費」が占めていて、なかでも「授業料」は91万6000円に上り調査を始めた昭和43年以降最も高くなりました。
また、大学生の収入は、197万1400円で、前回の調査のときより2万5900円少なくなりました。保護者からの仕送りなどは減る傾向が続くなか、奨学金を受けた大学生は51%と、2人に1人に上りました。
奨学金を受ける大学生の割合は、平成8年度は21%ほどでしたが、その後、ほぼ一貫して増え続け、平成22年度以降は50%ほどでほぼ横ばいになっています。
奨学金を巡っては、卒業後に返済が滞る人が多いのが課題になっていて、文部科学省は、年収に応じて返済額を決める新たな制度の導入に向けて、対応を進めています。

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