研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2016年06月23日

福岡教育大学、寺尾氏の「院政」

福岡教育大学の学長選を考える会
 ∟●【悲劇!寺尾氏の「院政」が福岡教育大学を蝕む!】

【悲劇!寺尾氏の「院政」が福岡教育大学を蝕む!】
 
 我々は、福岡教育大学を揺るがす「院生」の修士論文盗用事件の続報の取材を鋭意続けておりますが、今回は、それとは別の許しがたい「院政」の問題です。福岡教育大学の役職員の一覧(http://www.fukuoka-edu.ac.jp/about/overview/post/index)を見ますと、実に驚愕の事実に気付きます。福岡教育大学における役職員の数は、大規模総合大学をもしのぐ日本有数の規模ですので、一部の方々のみ示します。【 】には我々が取材で入手した情報を記しますが、もう余計な説明は不要でしょう。呆れて言葉もありません。
 
 なお、取材によりますと、現在は副学長・教職教育院院長を務める寺尾氏は、学長任期の末期に、(もちろん、大学のお金で)学長室の隣に自分専用の「院政室」を整備し、「院長室」と名付けたのだそうです。「なぜ院長室なのですか?」と質問したら、取材に答えて下さった教授の方は、「本来なら副学長室でしょうけど、副学長は沢山いますから、同列になるのがイヤだったんじゃないですか。それに、3月まで学長だったから、『副』という字が付くのが許せなかったのではないかと思いますけど。」と言って笑ってありました。
 
★★★福岡教育大学役職者(敬称略)★★★
学長
 櫻井孝俊【寺尾氏のもとで理事・副学長を務める。元数学科教授】
 
理事・副学長
 池田修【寺尾氏のもとで副学長を務める。元体育科教授】
 
理事・副学長
 嶋倉剛【寺尾氏のもとで理事・副学長を務める。文科省からの天下り】
 
理事・副学長・英語習得院院長
 楢崎洋二郎【◆寺尾氏のもとで理事・副学長を務める。元福岡県学校給食会理事長】
 
副学長・教職教育院院長
 寺尾愼一【ご存じの通り、前学長】
 
副学長
 平田哲史【寺尾氏のもとで理事、副学長を務める。元体育科教授】
 
副学長・大学院研究科長
 相部保美【寺尾氏のもとで副学長・大学院研究科長を務める。体育科教授】
 
副学長・教育学部長
 飯田慎司【寺尾氏のもとで副学長・学部長を務める。数学科教授】
 
副学長
 清水紀宏【寺尾氏のもとで副理事を務める。数学科教授】
 
副学長
 宮内健二【寺尾氏のもとで学長特別補佐・副学長を務める。文科省からの天下り】
 
事務局長
 松田成史【新任。文科省からの天下り】
★★★★以上★★★★

 そういえば、取材の際に、ある教授の方が、「この前の記事に、宮内氏のことを『教育研究費担当』と書かれてましたが、あれ違いますよ。あの人は、『博士課程設置』が、うちの大学における仕事ですよ。」と指摘されました。
 
 大変失礼しました。確かに、宮内氏は、昨年度は、副学長(博士課程設置)で、今年度から、副学長(博士課程設置・教職大学院担当)に変わってあるようです。ただ、我々が過去の取材記事を確認しましたところ、宮内氏は2014年の8月に、副学長(博士課程設置)として福岡教育大学に赴任しており、その直後の10月16日には、教授会に寺尾氏の代役として、「学長特別補佐」の肩書きを名乗って、寺尾氏と全く同様の「恫喝まがい」の発言をして、教授会が騒然となり、混乱した事実につきましたは、このページの(2014年10月19日)の記事で報告しました。
 
 また、「毎日新聞」の2015年9月3日の朝刊の記事には、実施当初から躓いた初等教員養成課程の推薦入試の説明者として「同大の宮内健二副学長によると~」とあります。そして、「朝日新聞」の2016年4月18日の記事には、「宮内健二副学長は教育研究費削減について~」とあります。この方の本来の職分は、いったい何なのでしょうか?

 宮内氏は、福岡教育大学に赴任してそろそろ2年になり、地方天下り官僚への「おもいやり」として支給される東京の地域手当18%(180万円)の支給期間が終わるはずですので、一度東京にもどって「地方の経歴をリセット」する必要があるでしょうけど、出て行く前に、本来の仕事「博士課程設置」を済ませてもらわないと、納税者として許せません。


|