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2017年09月05日

「視覚障害で事務職に」准教授が不当訴え

日テレNEWS24(2017年9月4日)

 岡山短期大学の准教授が「視覚障害を理由に授業や研究を外されたのは不当」と訴え、
文部科学省に短大への是正指導を求めた。

 4日に5500人分を超す署名を文科省に手渡したのは岡山短期大学准教授の山口雪子
さんと支援者ら。山口さんは、網膜の異常から視野が狭くなる障害があり、去年、短大側
から、「授業中に飲食する学生に気付かず注意できなかった」などとして、授業や研究か
ら外され、事務職への変更を命じられたという。

 この問題では今年、岡山地方裁判所で「職務変更命令は無効」とする判決が出されたが
、短大側が控訴している。

 山口さん「私はただただ教壇に戻りたいだけ。障害のある教員が活躍できない、排除さ
れる、健常者じゃないと教員になれないという。このままでいいんですか」

 山口さんらは、「保育者を養成する教育課程として許されない状態」だとして、視覚障
害者の教員にも補助員をつけるなどして、差別のない教育推進を、と求めている。一方、
岡山短期大学は取材に対し、「担当者不在のためコメントできない」としている。

視覚障害の准教授 短大側の不当対応に是正要請

テレ朝(2017/09/04 23:29)

 岡山短期大学の視覚障害のある女性准教授らが授業や卒業研究の担当から不当に外されているとして、文部科学省に是正指導を求めました。

 5000人以上の署名を集めて文科省に要請にきたのは、岡山短大の准教授・山口雪子さんと支援者です。山口さんは視野がだんだん狭くなる障害があり、自ら補佐員を雇って授業をしていましたが、授業中に飲食していた学生を注意できなかったなどの理由で短大側から事務職になるよう命じられたということです。山口さんらは短大側を提訴し、一審では授業を外す命令は無効という判決が出ていますが、山口さんは授業に復帰できていないということです。短大側は控訴しています。文科省への要請について、短大は「事実関係が分からないのでコメントできない」としています。

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