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2019年09月25日

「学問の自由」シリーズの第2弾が発行、寄川条路編『大学の危機と学問の自由』法律文化社

ブックレット「学問の自由」シリーズの第2弾が発行されました。

■寄川条路編『大学の危機と学問の自由』法律文化社、2019年。
(A5判、全66頁、1000円+税、ISBN978-4-589-04026-8)
https://www.hou-bun.com/cgi-bin/search/detail.cgi?c=ISBN978-4-589-04026-8
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4589040263/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i2

■概要
「学問の府」であるはずの大学が、いまサバイバル時代を迎え危機に瀕している。その危機のほころびとして大学権力が教員を排除するリアルな実態とその深刻さを問うとともに、本来の大学の公的役割や倫理の構築を提言する。日本の大学が直面する危機を知り、それを乗り切ることで「大学における学問・教育・表現の自由」を守ろうとする闘いの書がついに誕生。

■内容
ハラスメントをねつ造され解雇された宮崎大学事件、授業の無断録音の告発によって解雇された明治学院大学事件、傷害をもつ教員が教壇から排除された岡山短期事件など、いま大学において、本来あってはならない事件が横行している。その深刻さを問うとともに、倫理学・哲学からあるべき大学像や大学倫理の構築を提言する。

■目次
序 章 大学教授とは何か?(小川仁志)
第1章 明治学院大学「授業盗聴」事件とその後(寄川条路)
第2章 大学人の理性の「公的使用」(福吉勝男)
第3章 国立大学法人化による教授会運営の変化(野中善政)
第4章 岡山短期大学「障害者差別」事件(山口雪子)
終 章 人間学的「学問の自由」を求めて(石塚正英)

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