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2020年07月22日

奈良学園大学不当解雇事件地裁判決、教員多すぎる」と大学解雇 判決「1億2000万円支払え」

ABCニュース(2020/07/21)

 奈良学園大の解雇事案は,学部の改組転換によって解雇されたのではなく、学部を完全につぶして全く違う新学部つくり、原告たちは職種限定で雇用されていたので新学部に移さないという理由で解雇するという事案でした。

「教員が多すぎる」という理由で解雇されたのは不当だと、奈良学園大学の教授らが訴えた裁判で、奈良地裁が一部を認める判決を言い渡しました。

訴えを起こしていたのは、奈良学園大学を解雇されたビジネス学部と情報学部の教授ら7人です。大学は2014年に2つの学部を統合し、新しい学部を設置する計画を立てましたが、計画が頓挫し、学生の募集を停止。その結果、「教員が過剰になった」として7人を解雇しました。21日の判決で「大学の経営破綻のおそれはなく、整理解雇を回避する努力義務があった」として、5人の解雇を無効とし、未払いの給与など約1億2000万円を支払うよう大学側に命じました。一方で、定年退職後に再雇用されていた2人については、訴えが認められませんでした。


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