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2020年08月25日

研修で「腐ったミカン置いておけない」、解雇の職員ら追手門学院などを提訴

読売新聞(8月25日)

 職員研修で「腐ったミカン」などと言われて退職を迫られ、精神的苦痛を受けたとして、学校法人「追手門(おうてもん)学院」(大阪市)の男性職員ら3人(いずれも40歳代)が24日、学院や研修を行ったコンサルタント会社「ブレインアカデミー」(東京都千代田区)などに計約2200万円の損害賠償などを求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状によると、3人は2016年8月にあった研修で、同社から派遣された講師に「あなたのように腐ったミカンを置いておけない。頑張ろうとしているミカンも腐ってしまう」などと罵倒され、退職を求められたという。3人は学院幹部からも退職を迫られ、うつ病などを発症して休職。うち1人は解雇された。

 原告側によると、研修内容は学院と同社が話し合って決め、研修を受けた18人のうち約10人が退職したといい、「人格否定を伴う退職強要だ」と主張している。

 学院は昨年7月、研修の責任者だった理事を厳重注意にしている。

 学院と同社は「訴状が届き次第、対応していく」としている。

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