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2022年07月07日

大学オンブズマン、被告・龍谷大学に対する抗議声明

大学オンブズマン・龍谷大学経営学部李洙任リース―イム先生を支援する全国連絡会通信No.3
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抗議声明(支援全国連事務局)

 裁判官の和解調停に基づいて、原告側が和解提案を行ったことに対して、被告大学側が不誠実な対応に 終始し た ことに厳重に抗議する。
 この対応の根底に大学執行部 による「学部自治」の便宜的な使い分けがある。過去に 幾 度か学部教授会の決定を大学 執行部 の意向に沿って覆さなければならなかったことがあ る 。今回の対応は、この「学部自治」が教育の根幹において重大な支障 未ゼミ問題等 を来しているにも関わらず、この責任を「学部自治」の名の下に大学 執行部 が回避したことからきている。
 2020年 9 月 16 日に承認された「経営学部教授会における会議原則」 によれば、この間の経営学部教授会は、中立公正な議事運営ができず、議題外の発言を繰り返し、発言を妨害し、偏った一方的な意見が執拗に行われ、一部の構成員の発言で議事が進行していた事態であったことが認められている。これを放置した直接の責任は被告学部長にある。
 この異常な下で学部運営が行われたことに対し、「学部自治」の名の下に長らく放置してきた大学執行部 に対し厳重に抗議する。


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