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2008年3月31日

ノースアジア大、初年が1年任期の全教員任期制 大量14人が退職へ

http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20080329c

 ノースアジア大(小泉健学長)で、大量14人の教員が今月末に退職することが28日、分かった。大学側は「制度にのっとっており、手続きに問題はない」としているが、退職する複数の教員は、現体制への不満を抱えての退職としている。

 同大によると退職理由の内訳は、任期が更新されなかったケースが8人、定年が1人、早期退職優遇制度利用が2人、他大学への移籍が3人。

 同大は2007年度から任期制を採用しており、全教員の最初の任期は1年。再任用されれば、教授が3年、准教授、講師、助教は各2年になる。任期を更新するかどうかの判断は、教育活動、研究活動、学校法人の運営管理、社会への貢献などの面から総合的に考慮。8人については評価が低かったため、更新しないことを伝えた。

 小泉学長は「教育の質を向上させるための措置。退職者の合意も得ている。任期制導入1年目で全教員が更新期だったため、退職者数が多かった」と話している。

ノースアジア大学に関する過去の記事。
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