2009年02月04日
「沖縄条項」設けず 教科書検定、政府、答弁書を決定
政府は三日午前、沖縄戦の被害などについて教科書記述への配慮を求める「沖縄条項」を、教科書検定基準に設ける考えはないとの答弁書を閣議決定した。喜納昌吉参院議員の質問主意書に対する答弁。答弁書では「国内の特定の地域における先の大戦での被害に関する記述について、他の地域に関する記述と異なる取り扱いとすべきことを教科書検定基準に記載することは考えていない」としている。
2009年02月02日
沖縄戦記述の訂正申請を 出版社の拒否、不当 教科書執筆者らが声明
■http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-30/2009013001_03_0.html
高校日本史教科書の執筆者が、沖縄戦の「集団自決」について日本軍の強制性をより明確に記述するよう再訂正を求めたのに対し、出版社側が拒否したことが二十九日、わかりました。執筆者などでつくる社会科教科書懇談会が明らかにし、拒否は不当との声明を発表しました。……
2008年12月26日
教科書検定審、報告書で「教育基本法改正、準拠を」
■http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081226k0000m010097000c.html
教科用図書検定調査審議会の総括部会は25日、教科書検定制度の透明化や、学習指導要領の範囲を超える「発展的な学習」の記載量規制撤廃などを盛り込んだ報告書を塩谷立文部科学相に提出した。報告は、教育委員会が教科書を採択する際「教育基本法改正を踏まえ、適切な採択をしていくことが求められる」とも記載。市民団体から「教委による再検定を促す内容で、異例かつ異常だ」との声も上がっている。……
[関連ニュース]
■教科書検定審、部会は非公開 文科省、議事を開示
■事後公表盛り決定 教科書検定見直し/審議会報告書 文科相に提出
■教科書検定 透明化求める 検定審報告書提出 議事、委員など公表
■検定透明化事後に限定 教科書問題 記述量制限は撤廃
■教科書検定の過程、一部を事後公開 審議会が答申
2008年12月12日
「密室性さらに強化」平和教育をすすめる会 検定審改善案に抗議
■http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-11-M_1-026-1_001.html
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる記述に端を発した教科書検定制度の見直し問題で、沖縄から平和教育をすすめる会は十日、県庁で記者会見を開いた。……
[関連ニュース]
■教科書検定 一層の透明化が必要だ
■教科書検定の「公開」など大筋了承 審議会部会
■教科書検定制度:改定案を了承…審議会合同作業部会
■教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に
■教科書検定審が透明化策を了承 議事概要の公表柱に
■教科書記述の上限撤廃へ=教科書検定審
2008年12月05日
教科書検定、議事概要を事後公開
■http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008120402000254.html
小中高校で使う教科書発行の手続きである検定作業の透明化を検討している教科書検定審議会のワーキンググループが4日開かれ、文部科学省側は、教科ごとに分かれて検定を行う各部会の大まかな審議内容や決定事項を記載した議事概要を、検定終了後に示すといった改善案を提案した。検定審はこれまで原則非公開で総会の議事概要しか示していなかった。個別の議事内容の公表は初めてだが、詳細までは明らかにしない見通し。……
[関連ニュース]
■教科書検定調査官の氏名・意見内容公開へ 文科省が案
■教科書検定 議論を事後公開へ
■教科書検定:審議概要公表へ 文科省案「小手先の修正」 「風穴」…なお批判の声
■意見原案を審査後公開/教科書検定で改善策/作業部会に文科省示す 審議会は非公開
■教科書検定の過程公開 文科省改善策 決定後に議事概要
2008年11月21日
撤回要請に回答せず 教科書検定問題、文科省 再訂正明言避ける
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の教科書記述をめぐり、先月大阪高裁で判決があった「集団自決」訴訟の被告側を支援する市民団体は二十日午前、文部科学省を訪ね、日本軍の強制を削除した検定意見の撤回を求めた。応対した〓久治彦審議官は、撤回要請には回答しなかったという。…
[同ニュース]
■文科省に沖縄戦の検定意見撤回を要請
2008年09月22日
真実正しく伝えたい 教科書検定撤回 県民大会から1年
■http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-09-19-E_1-007-2_001.html
高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から日本軍の強制を示す記述が削除された文部科学省の教科書検定に抗議した県民大会から二十九日で一年。県内では、米軍基地問題の実態や沖縄戦の史実を次の世代に正しく伝える取り組みが始まっている。…
2008年07月14日
「新しい歴史教科書」出版差し止め求め提訴、「つくる会」が扶桑社に
■http://sankei.jp.msn.com/life/education/080711/edc0807112048003-n1.htm
「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長ら4人が11日までに、扶桑社が出版している「新しい歴史教科書」について平成22年度以降の出版差し止めを求め、東京地裁に提訴した。…
2008年07月01日
教科書検定意見問題に関する沖縄からの報告
■http://www.news.janjan.jp/living/0806/0806290829/1.php
東京で開かれた「沖縄と結ぶ杉並集会`08」で、琉球大学名誉教授の高嶋伸欣さんが、沖縄戦での「集団自決(強制集団死)」についての教科書検定問題について、沖縄現地の動きを報告しました。文科省の検定は結局、軍の「関与」を認めることで落ち着いた形になりましたが、沖縄ではあくまでも文科省の検定意見の撤回と謝罪を求めて運動を進めていくという決意が述べられました。…
2008年06月23日
沖縄戦裁判 控訴審勝利を、首都圏の会が1周年総会
■http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-21/2008062114_01_0.html
「大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会」は二十日、東京都内で結成一周年総会を開きました。約百人が参加し、「集団自決」の記述から「日本軍の強制」を削除した教科書検定の撤回や、大江・岩波沖縄戦裁判の控訴審での勝利を目指して、引き続き運動を強めることを確認しました。…