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 カテゴリー (私)埼玉女子短期大学

2009年12月25日

埼玉女子短期大学解雇事件、東京高裁 不当判決

衣川清子さんを支援する会
 ∟●高裁 不当判決

高裁 不当判決

本日14時50分、東京高等裁判所で、私たち原告の訴えが、棄却されました

法廷では、主文のみを読み上げるだけの誠に不当かつ杜撰な判断であり、本人のみならず、傍聴者の誰もが強い疑念と憤りを感じずにはいられませんでした。

判決後、弁護士からの判決文の概略の説明をうけ、その後、厚生労働省記者クラブにて記者会見を行いました

しかしながら、全体を通して 意気消沈するどころか、今後も抗議 意義申し立てを続けていくことを支援者一同、確認しあいました。


2009年12月22日

埼玉女子短期大学不当解雇事件、東京高裁判決日が迫る

衣川清子さんを支援する会
 ∟●判決日せまる

判決日せまる

いよいよ控訴審判決が4日後に迫りました。

12月24日(木)14:50~ 824号法廷

傍聴の方は10分位前に法廷近くの「一般待合室」にお集まり下さい。
その後、15:00過ぎから、隣の弁護士会館502CD室において報告会を行います。

16:30から厚労省記者クラブにて記者会見を予定しています。
17:00から、弁護士会館地下の中華料理店「鳳鳴春」にて忘年会を開きます。

準備の都合上、報告会と忘年会においでいただける方はご連絡下さい。


2009年10月30日

埼玉女子短期大学不当解雇事件、東京高裁で結審 判決は12月24日

衣川清子さんを支援する会
 ∟●控訴審 無事 終わりました

控訴審 無事 終わりました

衣川さんご本人より報告:

本日の口頭弁論へのご参加ありがとうございました。
おかげさまで法廷の傍聴席がほとんど埋まるまでに傍聴者が集まり、学園側の2名が圧倒されていました。学園側弁護士の西本さんが開廷直前に入ってきて、私の顔を見て「すごいね」と一言言いました。
こちらの瀬野弁護士が5分、私が3分いただいて話しました。

残念だったのはこちらが申請した2名の証人(東郷先生と卒業生1名)が「これまでかなり証拠は出ており、二人は陳述書も書いているので必要はない」との理由で認められなかったことでした。
そして結審となり、判決日が12月24日(木)14:50と指定されました。

とはいえ、まだ終わったわけではありません。今日傍聴においでいただいた東京争議団の方によりますと、「働きかけは判決当日まで有効」だという気迫が大切だそうです。その方は判決当日まで署名簿を届け、ついに勝訴を勝ち取ったとおっしゃっていました。署名はまだ継続でき、また裁判所への手紙という手段もあるそうです。弁護団ももう1通、書面を提出してくださるそうです。

そして万一12月24日に解雇無効を勝ち取れなかったとしても、そこで「不当判決!」の戦いが始まります。不当な解雇を認めた不当な地裁判決を高裁が踏襲するのではとんでもないことです。判決当日はもっと多くの傍聴者を集め、判決後に弁護士会館で集会を開き、その後打ち上げの忘年会にしようと思います。

本日一つ申し訳なかったのは、弁護団からの説明が終わったのが12時半ごろで、その時間には裁判所近辺にどこにも入れそうな店がなく、お昼を求めてさ迷い歩くことになってしまったことです。反省し、次回はすでに予約しました。弁護士会館地下の中華料理店「鳳鳴春」です。合言葉は「クリスマスイブは裁判所に行って弁護士会館で忘年会」です。ぜひ今から手帳に書きこんでください。よろしくお願いします。


2009年10月29日

埼玉女子短期大学不当解雇事件、解雇撤回の裁判闘争へのご支援お願いします

首都圏大学非常勤講師組合
 ∟●『控室』第72号

解雇撤回の裁判闘争へのご支援
お願いします

衣川 清子

 私は2008 年4 月に、それまで19 年間専任教員(准教授)として勤務していた埼玉女子短期大学(私立、埼玉県日高市)を「教員としての適格性・協調性に欠ける」として解雇(普通解雇)され、その無効を東京地方裁判所に訴えて闘ってきましたが、2009 年7 月、地裁から「解雇有効」との不当判決を受けたため、東京高等裁判所に控訴したところです。専門はアメリカ文学で、現在、東京都三鷹市の武蔵野外語専門学校で週3 コマ英語を教えています。

 解雇理由として挙げられたのは、「学生への菓子配布」「任意の授業公開拒否」「学内正常化要求」など、理由として成立しそうもない、ほとんど言いがかりに近いもので、しかも長期間にわたってまったく問題にされていなかったものでした。解雇を正当化するために集めてきたものであることは明白です。また、就業規則所定の普通解雇の要件は「懲戒解雇事由に該当すること」であるのに、懲戒事由があるかどうかを調査する学内の人事委員会も開かれず、教員がかかわらない理事会主導の「調査」で解雇手続が強行されました。

 地裁では20 も挙げられた「解雇事由」一つ一つについて反論し、理由の不存在を立証しましたが、地裁判決は、私の「授業に特段問題がなく、学生からの信頼も厚い」と認定しながら、学校側による私に対する人格攻撃をそのまま受け入れ、作り出された「理由」を解雇相当としてむりやり認定し、手続違反も見逃しています。

 これはいわば、「学校側が当該教員に問題があると主張すれば裁判所は介入せずそれを認める」ということで、もしこれが通用するなら、専任でも非常勤でも任期付でも、およそどんな身分であろうと教員の身分保障などないに等しく、大学の自治や学問の自由が侵害され、自由な研究教育活動が阻害され、大学教育が成り立たなくなる事態になってしまいます。

 今後、高裁での弁論が展開されますが、公正な審理が行われるよう注目していく必要があります。逆転解雇無効判決を勝ち取るためのご支援をどうかよろしくお願いいたします。(きぬがわ きよこ)

* 3つの支援のお願い

「支援する会」では以下の3つの支援活動をよびかけています。
①裁判傍聴 第1 回口頭弁論が10 月29 日(木)11 時半から、東京高裁8階824 号法廷にて行われます。傍聴にご参加ください。
②カンパ 訴訟活動支援のためのカンパを募っています。
ゆうちょ口座10040-10026961
「衣川清子さんを支援する会」
他の金融機関からは ゆうちょ銀行
〇〇八(ゼロゼロハチ)支店 普通預金 口座番号1002696
③署名 署名は700 を超えていますが、まだまだ必要です。どうぞご協力をお願いします。
*裁判の進捗状況や資料はホームページhttp://www.kinugawasupport.com/
をごらんください。


2009年10月28日

埼玉女子短期大学不当解雇事件、東京高裁第1回口頭弁論

衣川清子さんを支援する会
 ∟●10月29日(木) 迫る!第1回口頭弁論

10月29日(木) 迫る!第1回口頭弁論

皆さんのご協力により、ここまでは準備を進めてきました。
いよいよ、第一回口頭弁論にて、この裁判への関心の高さをアピールする日がやってきます。
ぜひとも傍聴席を満席にするために皆さんのご協力をお願いします。

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 第一回口頭弁論 10月29日(木) 傍聴参加のお願い
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 東京高等裁判所 8階 824号法廷にて11時30分開廷

 事務局は、11時ごろから、824号法廷前に集合します。
    (近くに、休憩スペース(一般控室)があるので、その周辺)

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東京高裁は地裁と同じ建物で、地下鉄霞ヶ関駅A1出口を出てすぐです。
一番近い路線◇◇ 丸の内線/日比谷線の霞ヶ関駅 千代田線の霞ヶ関駅も可
有楽町線桜田門駅からも徒歩10~15分くらい。

詳しくは、こちら地図か、以下のURLをご参照ください。
http://map.doko.jp/m/503108761/128428757/9

これまでの経緯

衣川清子さんは、平成20年4月14日付で埼玉女子短期大学(川口学園)から一方的に解雇をされました。
これに対して、衣川さんは、東京地方裁判所に、「原告が被告との間に労働契約上の地位を有することを確認」し、賃金の支払いを求めて、訴訟を起こしました。
しかし、地裁は衣川さんの主張を認めず、敗訴という結果になりました。

判決文 (裁判所からの文書をこちらでデータ化したもの)

これを受けて、衣川さんの友人を中心として、「衣川清子さんを支援する会」が結成され、支援活動を行っています。
衣川さんは現在、控訴理由書を提出し、上告手続きを済ませました。第一回口頭弁論は、10月29日(木) 11:30~となりました。

控訴理由書