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2004年11月06日

07年国立大入試は06年踏襲 国大協、秋入学議論へ

共同通信(11/05)

 国立大学協会(会長・佐々木毅東大学長)の総会が5日、金沢市内で開かれ、現在の高校1年生が受験する2007年の国立大入試について、抜本的な見直しは見送り、06年入試の方針を踏襲することを決めた。
 来年6月に開く総会で、08年以降の本格的な入試改革の方針をまとめる。今後、大学の秋季入学制度の是非を検討することも決めた。
 秋入学は私立大などで導入されているが、国大協で議論するのは初。
 国大協は昨年、06年入試で面接などによるアドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試で相当数を募集すれば、二次試験の後期日程をやめて前期日程に一本化することも容認。
 国立大の法人化や、一部に後期日程廃止を求める声が出ていることもあり、さらに入試制度見直しを検討してきたが、時間的制約から見送った。

[同ニュース]
国立大入試、08年度以降に抜本改革の方針(読売新聞11/05)

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大学入試センター、センター試験の志願者数を発表

平成17年度大学入試センター試験の志願者数について(平成16年11月4日現在)

 大学入試センターは11月4日、平成17年度大学入試センター試験の志願者数を発表した。志願者数は569,974人、前年度に比べ17,376人の減。志願者数の確定は、重複出願等の確認作業のため、12月上旬になるという。

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2004年10月27日

飛び入学、新たに3大学 音楽、福祉分野も

共同通信(10/26)より部分抜粋

 高校2年修了で大学に進学できる「飛び入学」を実施する大学が来春から3校増え、5校になることが26日、文部科学省のまとめで分かった。新たに導入するのは広島市のエリザベト音楽大などいずれも私立大で、福祉や英文学の分野も含まれている。……

[各大学からの情報]
千葉大学 - 飛び入学についての概略
名城大学 - 飛び入学/飛び級制度
成城大学 - 飛び入学制度 募集要項
昭和女子大学 - 2005年度入試情報ほか
エリザベト音楽大学 - 大学案内ほか
[同ニュース]
高2からの飛び入学、新たに3私大が導入・文科省(日本経済新聞10/26)

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2004年10月19日

平成16年度国公私立大学入学者選抜実施状況の概要

平成16年度国公私立大学入学者選抜実施状況の概要(2004年10月7日)
平成16年度国公私立大学入学者選抜実施状況
平成16年度国公私立短期大学入学者選抜実施状況

Posted by 管理者 : 掲載日時 2004年10月19日 00:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
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2004年10月13日

インフォメーション、AO入試導入、新たに38大学117学部で−文科省まとめ

毎日新聞(10/12)より部分抜粋

 今春の国公私大入試の実施状況を文部科学省がまとめた。個性や意欲を面接などで見極めるアドミッションオフィス(AO)入試は増加傾向が続き、導入する大学・学部・入学者数は国公私を通じて昨春より増えた。

 国立では昨春より5大学9学部増えて22大学75学部が実施し、1270人が入学した。公立は3大学4学部増え、7大学11学部で93人入学。私立は30大学104学部増え、346大学716学部で2万7624人が入学した。……


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2004年09月02日

私立大学はどのように生き残るのか、「2004年度私立大学・私立短期大学の入学志願動向」

 日本私立学校振興・共済事業団の調査によれば,2004年度私立大学(4年制)の入学定員充足率(入学者÷入学定員)において,100%未満の学校数は全533校中155校であり,その比率は29.1%となった。この数字は学部で定員割れを起こした大学の比率ではなく,大学全体(総定員)でみて定員割れを起こした大学比率であるので,私学関係者にとっては実に恐ろしい数字である。
 他方,私立短大をみると,入学定員充足率100%未満の学校数は、全400校中164校で(41.0%),その割合は低下したという。その要因は「人気学科の定員超過、学科の部分的な定員削減、充足率不足による学科や学校の募集停止、四年制大学への改組による短期大学の廃止など」である。つまり,リストラクチュアリングによるものである。
 4年制大学においても,このリストラは始まっている。一部大手私大は別にして,学部・学科改組が個別私大の志願者全体を大きく引き上げることはまずあり得ない。したがって総体として,リストラは学部・学科の定員削減から始まることは間違いない(大学の縮小再生産)。なぜなら,同共済事業団が行う私学助成の最低基準のクリア(定員の5割確保)がさしあたり至上命令となるからである。
 文科省の私学政策は,文字通り私大のリストラである。経済学の概念になぞらえて言えば「過剰資本の廃棄」である。しかし,この「資本」過剰は,18歳人口減による需要・供給関係の不均衡という自然的過程からのみ発生したものではない。それは一方で人為的に作られた。文科省は,若年人口減が着実に進行することがわかっていながら,これまでおびただしい数の大学を政策的に増やしてきたからである。そして,現在もなおその路線を進めている。著しく設置基準を緩和した株式会社立大学はその典型である。したがって,今日の私学政策は,これまでにない新型大学をも「市場」に投入することによって大学間の大競争の促進し,それによっていわば強制的に社会的な過剰「資本」を廃棄する政策と言えよう。しかもこの「資本」廃棄の過程では,研究および教育は誘導的な資金配分(経常費補助とは異なる様々な特別補助に重点をおいた私学助成)によってその質がコントロールされている。こうして,今や国家の主要な私学政策はこの「資本」廃棄のための競争促進一点のためにフル動員されている(ように見える)。
 こうした大学政策への対抗理念なり対抗軸を打ち立てて,今後の私学のあり方を一体誰が提起しているのであろうか。「大学改革」と名のつく書物をほとんど読んだことがないのでわからない。先月8月初旬に開催された日本私大教連の教研集会に参加したが,そこでもそのような対抗軸がテーマに掲げられていなかったように思う。むしろ,ここで取り上げられていた一つの論点は,各私大教連のHPにも大きく掲載されているが,私立学校法の一部改正である。すなわち,財務公開,理事・監事機能の強化等々の問題である。これを全国組合は,「ガバナンス」論として取り上げ,組合側の武器(経営の民主化手段)になるのかならないのか,その概念はいかに云々といった議論をおこなっていた。しかし,私立学校法の改正は,上で述べた脈絡から言えば,要するに私立大学間の競争条件の整備,つまり「公正競争」のための条件を法的な側面から整えたに過ぎないのではないか(大枠としては競争促進策の一環と捉えてよいように思われる)。したがって,ここから「資本」廃棄によるリストラから雇用不安と自らの生活,そして日本の高等教育を守る課題は当然ながら出てこない。
 ところで,大学間の競争条件整備は,公正競争の観点からのみ行われたわけではない。国立大学独立行政法人化は,その最たるものであろう。完全競争実現のための教育「市場」の改革・解放は,「私学助成は憲法違反である」との恫喝をうちに含みながら,それまでの国家資産を受け継いだ圧倒的競争優位に立つ国公立大学法人とそれまで貧弱な財政基盤で細々とやってきた多数の私立大学の格差をそのまま温存し同じ土俵で競争させるものである。したがって,初めから結果は見えている。独法化問題にあたって,対岸の火事とみなして座視してきた私を含む私学関係者に今度はツケが回るのである。独法化は国公立大学における教職員の直接的な雇用破壊(リストラ解雇)を生み出さなかったと思われるが,私学は違う。それは大量の雇用破壊を伴う過程である(また,同時に政策的に大量に作られ滞留せしめられてきた若い院生研究者の雇用破壊をも意味する)。そしてその際に,国公立大学関係者は,かつて私学関係者と同じように対岸の火事とみなして座視するのであろうか。私たち高等教育に携わる者(大学人)は,こうした競争の強制が生み出す相互関係・作用に対抗して,古典的な言い方をすれば,連帯しなければならないのではなかろうか。(独法化阻止運動において何もしなかった深い自己反省を込めて…ホームページ管理人)

日本私立学校振興・共済事業団広報「月報私学」No.81,2004年9月1日号

2004年度私立大学・私立短期大学の入学志願動向

大学の概況
平成十六年度の入学定員は四二万五千人で、前年度に比べ約二千人増加しました。志願者数は、前年度より約九万四千人(3.0%)減少し、三〇六万七千人となりました。
入学者数は、前年度より約六千人(1.4%)減の四七万人でした。
入学定員充足率が一〇〇%未満の学校数は、全五三三校中一五五校でした(29.1%)。

学部系統別の状況
志願者数を見ると、人間系、情報系、看護・福祉系の順にやや増加しましたが、理工系、経営系、文学系の順に大きく減少しました。入学定員充足率は、法学系、文化系で若干高くなったものの、他の全ての系統で低くなりました。

短期大学の概況
 平成十六年度の入学定員は九万九千人で、前年度に比べ約九千人減少しました。志願者数は前年度より約二千人(一・○%)増加し、一九万一千人となりました。
 入学者数は前年度より約五千人(五・三%)減の九万九千人でした。
 入学定員充足率が一〇〇%未満の学校数は、全四〇〇校中一六四校でした(四一・○%)。その割合は下降しました。

志願者数等の最近十年の推移
 平成四年度前後をピークとして、入学定員をはじめ、志願者数、受験者数、合格者数、入学者数は減少を続けていましたが、十六年度は、志願者数、受験者数が十二年ぶりに前年を若干上回りました。 しかし、ここで下げ止まったかどうかは、今後の推移を見守る必要があります。
 志願倍率及び入学定員充足率は四年度から上昇しており、全体的に好転しています。この背景には、人気学科の定員超過、学科の部分的な定員削減、充足率不足による学科や学校の募集停止、四年制大学への改組による短期大学の廃止などが考えられます。


Posted by 管理者 : 掲載日時 2004年09月02日 03:14 | コメント (0) | トラックバック (1)
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2004年08月31日

来年度の国立大入学定員、大学院は過去最多に

時事通信(8/30)

 27日発表された来年度予算の文部科学省概算要求には、国公私立大が行う優れた研究や教育上の取り組みへ補助金などを重点配分する枠組みに、今年度より約190億円多い639億円が盛り込まれた。新たな事業としては、地域医療を担う人材養成向けに21億円を計上。年20〜30件の取り組みを選び、補助金を交付する。
  教員養成では、優れたプロジェクトに対する財政支援を開始。学校教育が抱える多様な課題に対応できる専門性と指導力を兼ねそろえた教員養成方法を40件程度選定する。概算要求には10億円を計上した。このほか、社会のニーズに応えられる魅力ある大学院教育プログラム支援の新たな事業にも、121億円を計上した。
 一方、「特色ある大学教育支援プログラム」などの従来の事業にも、新プログラム募集のための費用が盛り込まれたが、世界レベルの研究に対する「21世紀COE(卓越した研究拠点)プログラム」については、来年度の新規募集は行わないことになった。


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2004年08月26日

2005年度国公立大入試、個別試験で多様化傾向

AO(アドミッション・オフィス)入試を実施する大学のみ下記に掲載。

AO(アドミッション・オフィス)入試を実施する大学・学部

 ◆国立大学(25大学82学部)
 〈大学〉          〈学部〉
北海道大学    教育、経済、理、歯、薬、工、農、水産
旭川医科大学   医
東北大学     法、理、歯、工
秋田大学     工学資源
福島大学     理工学群
筑波大学     第一学群、第二学群、第三学群、体育専門学群、
         芸術専門学群、図書館情報専門学群
東京海洋大学   海洋科、海洋工
一橋大学     商
横浜国立大学   工(一)
福井大学     教育地域科、工
山梨大学     工
静岡大学     情報、理、工(昼)
名古屋工業大学  工(一)、工(二)
三重大学     工
京都工芸繊維大学 工芸(昼)、工芸(夜)、繊維(昼)、繊維(夜)
神戸大学     発達科、医
鳥取大学     地域、工、農
広島大学     総合科、文、教育、法(夜)、経済(昼)、理、歯、工、
         生物生産【高齢者対象フェニックス入学制度】総合科、文、
         教育、法(夜)、経済(夜)、工、生物生産
山口大学     人文、教育、経済、理、工(昼)
愛媛大学     【スーパーサイエンス特別コース】理、工
高知大学     医
九州大学     法、理、医、歯、薬、農【21世紀プログラム】文、教育、
         法、経済、理、医、薬、工、芸術工、農
長崎大学     教育、経済(昼)、医、歯、薬、工、環境科、水産
鹿児島大学    理
鹿屋体育大学   体育
 
 ◆公立大学(13大学19学部)
 〈大学〉     〈学部〉
公立はこだて   システム情報科
未来大学
青森公立大学   経営経済
岩手県立大学   看護、社会福祉、ソフトウェア情報、総合政策
宮城大学     看護
秋田県立大学   システム科学技術
国際教養大学   国際教養
群馬県立女子大学 文、国際コミュニケーション
首都大学東京   都市教養、都市環境、健康福祉
横浜市立大学   国際総合科
兵庫県立大学   看護
島根県立大学   総合政策
県立長崎シー   国際情報
ボルト大学
熊本県立大学   総合管理


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2004年08月04日

私大入試、今春 史上最高の155校で定員割れ

毎日新聞(8/03)

 今春の4年制私立大の入試で、新入生の数が入学定員を割り込む「定員割れ」が学校数としては過去最高の155校に上ったことが、日本私立学校振興・共済事業団の調べで分かった。入学者が定員の7割未満の大学も59校(11%)あり、少子化を背景に私大経営が苦しくなっている実態が浮き彫りになった。

 毎春実施している「学校法人基礎調査」から私大・短大の入学者などについてのデータを抜き出してまとめた。通信教育部のみの大学(4校)や株式会社立の大学(2校)などは対象外とした。

 今春に学生募集した私大533校のうち、定員割れは155校で29.1%。割合では01年春の30.2%を下回ったものの、前年度(147校、28.2%)より0.9ポイント増え、定員充足率が70%未満の大学も59校で前年度より9校増えた。

 短大では、全体の41%にあたる164校が定員割れとなったが、15校が募集停止に踏み切ったほか、3校が4年制に改組したことなどにより入学定員が前年度より9069人減少、定員割れの割合は4.7ポイント改善した。

 同事業団は「私大は人気校と不人気校の2極化が進み、私大の経営を少しずつ圧迫している。来年度以降もこの傾向は続く」と分析している。定員充足率の最大校、最低校は、私大で251.5%▽7.3%、短大で230.7%▽9.6%だった。

 また、大学院の概況について初めて公表。389校を(1)修士課程・博士前期課程、専門職学位課程(2)博士後期課程・博士課程――の2種類に分け、集計した。入学者と充足率は(1)が3万3676人、94.56%、(2)が4625人、61.83%だった。このうち、今春スタートした法科大学院(46校)は、3800人の入学定員に対し5万5283人の志願者があり、入学者は3932人だった。

[同ニュース]
私大の今春入試、29%が定員割れ(日経新聞8/03)
私大の29%、定員割れ 過去最多の155校(共同通信8/03)
定員割れ私大、今春は29・1%…2極化進む(読売新聞8/03)

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2004年07月09日

「強制連行」出題、センターを提訴 都内の私立大生ら

変な提訴です。訴えた理由にある「動揺、冷静に解答できず別科目で解答し不利益を受けた」というのもよく理解できません。

産経新聞(7/08)

 今年一月の大学入試センター試験の世界史と日本史の出題に不適切な設問があり、不利益を受けたとして、都内の私立大生(一八)ら七人が七日、同センターに計二百十万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 学生側代理人の弁護士によると、大学入試センターの出題をめぐる訴訟は初めてという。

 訴えたのは、東京、京都、愛知の私立大の学生七人。訴状などによると、世界史の設問で第二次大戦当時の言葉としてなかった朝鮮人の「強制連行」が、確定的史実として出題され動揺、冷静に解答できず別科目で解答し不利益を受けたと主張し、日本史も大半の教科書で扱いがない出題に当惑、精神的ショックを受けたなどとしている。

 世界史の設問では受験生の一人が二月、朝鮮人の徴用に関して「強制連行」を正解としたのは歴史的事実に反し思想良心の自由を踏みにじられたとして、採点から除外する仮処分を申し立てたが、東京地裁に却下されている。

 大学入試センターの話 「コメントできない。訴状を受け取ってから対応を考えます」


Posted by 管理者 : 掲載日時 2004年07月09日 00:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
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2004年07月02日

高知大が判定ミス隠ぺい? 入試で追加合格漏れ

高知新聞(7/01)より部分抜粋

 高知大は30日、教育学部の13年度入試の追加合格で判定を誤り、本来合格であるはずの一人を不合格にしていたと発表した。また、一部の関係者が事実を早い段階でつかんでいたにもかかわらず、隠ぺいされた疑いもあるとして、学内に調査対策委員会を設けたことを明らかにした。

 同大の説明によると、13年3月、同学部学校教育教員養成課程の合格者(後期日程入試)の入学手続きの結果、欠員が1人発生。同学部で追加合格候補者を決定し、入試担当教員4人が同月28日、電話で対象の受験生に連絡した。…

[同ニュース]
高知大で入試ミス 01年度追加合格者判定、文科省に投書で発覚(毎日新聞7/01)
3年前の合格通知ミス発覚=匿名投書で、隠ぺい疑惑も−高知大(時事通信7/01)

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2004年06月08日

奈良先端大、入試上位者に研究費を支給

日本経済新聞(2004/06/07)

 奈良先端科学技術大学院大学の情報科学研究科は来年度から、入学試験の成績が上位五%以内の学生に年額約百万―百五十万円の研究関連費を支給する制度を設ける。通常の研究費のほか学会参加のための海外渡航費などを支給する。学費面で優遇することで優秀な学生を集めるのが狙い。
 国立大の法人化で予算を柔軟に使えるようになり実現した。法科大学院などでは成績上位者に授業料を免除する制度があるが、研究費を学生個人に支給するのは国立大では初めてという。

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1科目でも優秀なら合格 高知工科大

産経新聞(6/06)より

 高知工科大(高知県土佐山田町、岡村甫学長)は、来年度以降の入試の一部で、90%以上得点した科目が一つでもあれば、合計点が低くても合格させる方式を導入する。文部科学省は「こうした例はほかに聞いたことがなく、珍しい取り組みでは」と話している。

 大学によると、対象となるのは一般入試の一部の「A1」という区分で、定員は百五十人。英語、数学、理科(物理、化学、生物から一科目選択)の三科目で基本的には合計点が高い受験者を合格させるが、一科目でも90%以上得点すれば、合計点が基準に届かなくても合格させるという。

 高知工科大入試部の高橋慎一部長(四〇)は「一つの科目でも秀でている生徒は入学後に伸びる。多様な才能を持った生徒を入学させたい」としている。


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2004年06月01日

センター「適性試験」に2万4000人=昨年比4割減−法科大学院入試

時事通信(5/31)より

 大学入試センターは28日、6月に実施される2004年度法科大学院適性試験の志願状況を発表した。志願者数は、実施1年目の特例措置として追加試験が行われた昨年度より1万5314人少ない2万4036人で、39%の減。追加試験の志願者を除いても、昨年度より7265人少なかった。


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2004年05月31日

センター試験、「数学力」の判定に疑問 東北大教授研究

朝日新聞(5/30)より部分抜粋

 大学入試センター試験の数学問題では「数学力」を十分に判定できない――。日本数学会理事長の森田康夫・東北大教授が、同大の2次試験との比較からそんな分析結果をまとめた。「計算力」があれば点を稼げるセンター試験の特質が背景にあるとみられ、30日、入試数学を検討する専門家の集会で報告し、改善を訴える。 …


Posted by 管理者 : 掲載日時 2004年05月31日 00:12 | コメント (0) | トラックバック (0)
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2004年05月22日

飛び入学導入広がらず 大学に負担重く、学生は支持するが

日本経済新聞夕刊(5/21)

英語・数学…欠かせぬケア
 高校三年を飛ばして大学に入学する「飛び入学」を千葉大が導入して七年。当初は「導入例が相次ぐ」との観測も流れたが、現時点で追随したのは名古屋にある名城大だけだ。学生からは「専門研究が早く始められる」など支持する声もあるが、そのための特別な教育プログラムを組む大学の負担は大きく、今後も急速には広がりそうもない。
 名城大では名古屋市天白区のキャンパスにある「総合数理教育センター」が飛び入学で入った学生を担当する。百円ショップの品ぞろえの変化を中国の経済発展と関連づける、言葉を略す若者の四文字言葉を関数に置き換える……。毎週土曜の午後には飛び入学生向けの特別ゼミがある。
 時には民間企業の役員やアフリカの駐日大使を招き、流通業界の現状、国際協力などをテーマに講義してもらう。分子の解析などに威力を発揮する世界最大の放射光施設SPring―8(兵庫県)なども見学に行った。
 センター長の四方義啓教授は「数式が解けるだけの学生にはなってほしくない。受験偏重で過ごす三年生の一年間を有効に使い、なぜ数学を学ぶか考え、様々な分野の人と交流して新たな考えに触れる機会にしたい」が持論。数学から物理学、言語学、心理学などまで、互いに関連づける特別な教育プログラムを採用している。
 千葉大も受け入れ窓口の「先進科学教育センター」を設置、飛び入学生のためのゼミなどを開いている。各学年に担任を二人置き、授業の選択方法から私生活まで学生の相談に乗る。
 両大学とも「常に教員が身近にいて疑問を解消してくれる」特別態勢を組むが、その分、大学への負担は大きい。高三の一年分が抜け落ちたために英単語や数学などの一部が不足、ギャップに苦しみ体調を崩す学生が出たこともある。
 第一号の千葉大には、多くの大学関係者が見学に来た。だが「高校との連携や大学全体での支援など様々なケアが必要なことを説明すると急速に興味を失う」と担当の大高一雄教授は打ち明ける。大学教員は研究成果を求められるため「教育に時間を取られ過ぎることが二の足を踏ませる」というのだ。

 欧米では単純に早く入学させるだけで特別な教育は施さないが、日本ではどうしても「エリート養成」と受け取られ、大学にも学生にも無言のプレッシャーがのしかかる。
 米国留学中のあるOBは「自分をできるだけ伸ばそうと周囲が手助けしてくれた」と受け入れ態勢を評価するが、大学院に進学した男子学生は「常に監視され居心地が悪かった」と振り返る。社会人となった卒業生は「ぶざまな成績は残せないと思った。今も『飛び入学のくせに』と言われない努力はしている」といい、「期待し過ぎない環境づくりも大切」と指摘した。
 様々な課題を抱えながら、飛び入学経験者は年々増えていく。スタートして四年の名城大は十五人が在学。現在四年の一期生には東大大学院からもお呼びが掛かる。千葉大には今まで計二十六人が入学。OBは米マサチューセッツ工科大、東大、京大など国内外の大学院に進学したほか、一部は社会に出始めている。
 二〇〇五年度には成城大(東京)が英文学科に飛び入学を導入。広島大(広島県)と長岡技術科学大(新潟県)は中期計画に導入の検討を盛り込んでいる。
 しかし「あくまで選択肢の一つというコンセンサスが本人や周囲にあればいいが、広がればまた序列化が始まり混乱を生む」と、飛び入学生を送り出したことがある麻布高校(東京)の増子寛教諭。一挙に広がる土壌はできていない。
お茶の水女子大教授 藤原正彦氏に聞く
高3の教育改善を
大学の入試改革必要
 飛び入学に当初から反対の立場だった数学者の一人、藤原正彦・お茶の水女子大教授に大学入試の課題などを聞いた。
 自然科学で最も重要なのは美しいものに感動する「情緒力」で、数学的なテクニックじゃない。幼いころの砂場遊び、野山を走り回る、小説に涙する、失恋するなど、あらゆる経験がそれを培う。国は効率的に育てようというが、スキップして数学だけ学んでもうまくいかない。
 もし東京大、京都大など主要大学が飛び入学を導入すると、逆に新たな競争を生み、情緒力を養成する初等中等教育がズタズタになる。
 高校三年の受験勉強は確かに情緒力養成には役に立たないが、だから摩耗しないよう飛び入学で救うというのは論理のすり替えだ。重要なのは高校三年の教育の改善。くだらない受験勉強を強いる大学入試改革が必要で、責任は大学にある。才能ある一部を救って、多くが犠牲では済まない。

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2004年05月07日

法科大学院、13校が定員割れ

大学情報 No.0083(2004.5.06)より

 読売新聞は4月15日、4月に全国で開校した法科大学院(ロースクール)全68校中、入学者が定員割れの大学院が13校もあり、うち関西の2校は定員の半分ほどの入学者しか確保できなかったことが14日、同紙の調査でわかったと報じた。13校のうち、近畿大、神戸学院大、関東学院大、東海大の4校は定員を1割以上割り込み、早稲田大、明治大、立教大、法政大などの伝統校も定員に届かなかったという。中でも、定員60人の近畿大は、最終的な入学者は30人にとどまった。


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2004年03月08日

入試出題ミス急増、6年で7倍 「大学入試は傷だらけ」

Asahi.com(3/07)

 大学入試の出題ミスが止まらない。進行中の04年度入試では、国公私立77大学から101件(2日現在)が文部科学省に報告された。大学が入試を多様化し、準備作業が膨大になったというミスを生みやすい構造的問題に加え、「あとで発覚して騒ぎを起こすよりは、率先して公表した方がいい」という大学の姿勢がミスが表に出やすい環境をつくっている。…

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2004年03月04日

04年私立大入試、大規模大学は志願者減

Mainichi Edu Mail(3/03)

 2月25日に始まった国公立大前期試験には27万人が挑戦した。「国公立人気」と言われながら、志願者は全日程合わせて3万2000人の大幅減になった。この傾向は、私立大入試でも同じ。今年の入試状況を大づかみすると「受験生の減少に翻弄され、勝ち組大学がほとんど見当たらない」と言える。特に大規模な人気大学にこの傾向が顕著だった。【大学通信】

 定員が2000人以上の大学の志願者数(2月中旬までの確定分)を検証すると、昨年より増えているのは立命館大、中央大、慶應義塾大など数校に限られる。昨年志願者を急増させた早稲田大、法政大は大幅減。関西圏では関西大、関西学院大、同志社大も昨年を下回った。受験人口減少期の勝ち組になると目されていた大学が軒並み志願者を減らしている。

 その一方で、少数派だが、昨年を上回る受験生を集めた大学もある。例えば、文教大、成蹊大、武蔵大、愛知淑徳大、神戸学院大などで、共立女子大、白百合女子大、同志社女子大などの女子大も志願者が増えた。受験人口全体の減少分が5%近いことを考慮すれば、今年の勝ち組と言えるだろう。

 これらの大学に志願者が集まる背景には、大規模大学には求められない“面倒見の良さ”が、就職に対する期待感に直結しているということが考えられる。例年同様、資格が取得できる大学の人気も高く、志望校選びの最重要情報は今年も就職だったようだ。

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2004年02月19日

国公立大、2次試験の倍率は5.3倍

朝日新聞(2/18)

 文部科学省は18日、25日から始まる国公立大学入試の2次試験の確定出願者数と、各大学による2段階選抜の実施状況(前期・中期日程分)を発表した。156大学539学部に53万4233人(前年度比3万2177人減)が出願し、募集人数に対する倍率は5.3倍(同0.3ポイント減)。大学入試センター試験の成績で「門前払い」の不合格となったのは、26大学38学部に出願した延べ4399人だった。…

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2004年02月15日

2004年度入試、国公立大・私立大とも志願者減

Mainichi Edu Mail(2/13)より

 2004年入試の大きな特徴は、国公立大、私立大ともに志願者減となったことだ。国公立大の出願締め切り日、2月4日時点の志願者数は51万6875人と、昨年同時期の志願者数に比べ、約5%減、4年ぶりの志願者減少となった。私立大も志願者が確定している大学・学部で、昨年に比べて約4%減り、内訳は一般入試が7%減、センター試験利用入試が5%増だった。【大学通信】

 志願者が減った背景には“少子化”がある。18歳人口は昨年比約6万人減の141万人となり、ここ数年では、もっとも大きな減少だった。このため、受験生数も大きく減っていると考えられる。浪人生の減少も影響している。今年から国立大のセンター試験が原則5教科7科目となるため、昨年、現役で大学に進学した人が多かったことが挙げられる。特に文系受験生には、公民1科目増の負担感が強く、できるだけ浪人を避けたものと見られる。さらに、センター試験の平均点が高くなったため、受験生が強気になり、併願校を絞ったことも関係しているのではないだろうか。

 すでに合格発表が始まった薬科系大学でも、志願者減の大学が目立った。ただ、共立薬科大、星薬科大などでは、合格者数を絞り込んでおり、あまり広き門にはならなかったようだ。志願者が減少すると、“歩留まり”(合格者の入学率の意)が良くなるといわれており、その影響とみられる。

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