全国
 カテゴリー 学生の訴訟

2005年05月09日

山形大学学生不当逮捕・強制捜査事件、5月9日第3回公判(仙台高裁) 原告団の訴え

「高等教育フォーラム」から記事を一部転載します。

「泥ウソ」国賠原告団から全国のみなさんへ

 全国のみなさん、お久しぶりです。「泥ウソ」国賠原告団より、5月9日仙台、10日山形行動への結集を呼びかけます!連絡が非常に遅れ、日程調整等でご迷惑をお掛けしますが、両日共に重要な行動となりますので、ぜひともこの呼びかけ文を読んだ上で、ご検討をお願いします。

 来る5月9日(月)13:30_仙台高裁にて、「泥ウソ」国賠二審第3回公判が行われます。

 前回(2月21日)公判では、3名の証人尋問が行われました。しかしながら、佐藤康裁判長は、告発者・成澤元学長の証人尋問の申請を却下し、実質的な審理を打ち切りました。これにより、最も重要な事実調べが行われないまま、今回の公判で結審とされる見込みです。一審・山形地裁に続き、高裁は、私たちに事実を明らかにする機会すら与えなかったのです。

 また、前回公判に出廷したこちら側の証人(元寮食堂の調理師さん)に対して、国側が自らに不利な証言をさせないために圧力をかけるために、この方の親族である大学職員を配置転換し、当日の公判に連れて来ていた事実が発覚しました。国・大学は、事件隠ぺいの為になりふりかまわぬ不正を働いています。

 この現実は、国・大学・司法が一体となって事件隠ぺいを行おうとしているのだと言わざるを得ないものです。こうした中で、今回の公判を迎えます。順当に行けば、第二審は今回で結審となり、次回が判決公判となります。しかし、告発者・成沢元学長の証人尋問が行われない以上、ウソの告発は裁かれないことを意味し、判決は不当判決が予想されます。最高裁に上告した場合でも、公判が開かれることは極めてまれです。つまり、私たちに確定した裁判の日は、判決を含めて残すところあと2回、残されたわずかな時間の中で、いかにして納得のいく解決を勝ち取ることが出来るのか、極めて難しい状況に立たされています。率直に言って、私たちだけでは厳しすぎます。

 国・大学・司法による事件隠ぺいに打ち勝つために、全国のみなさんの結集を必要としています。この状況を切り開くには、全国で取り組むそれぞれがつながっていくしかないのだと、あらためて思います。今、明言できることは、全国のみなさんの存在こそが、この裁判闘争を支えてきたし、ますます困難であるからこそ、お互いを必要とするのだと思います。全国各地で、国や大学による権利侵害・圧力に対抗して取り組むみなさん、立川テント村をはじめとした弾圧横行社会を打開していかんとするみなさん、無実かつ被害者の学生がさらに不当逮捕されたというこの事件を許してはならないと思うみなさん、共に力をあわせましょう!

 本来司法とは、国の横暴を裁き、正すべき立場にあります。その司法が国の不正を放置する時、国の不正や横暴は正されず、もはや民主主義の死と言わざるを得ません。司法による権力犯罪の隠ぺい・追認を許さないためには、まずもって公平な裁判を実現しなければなりません。そのためにみなさんの協力を必要としています。ぜひ傍聴にお集まりください!

 今回、みなさんに直接会って呼びかけることは出来ませんが、ぜひとも、一連の行動にご参加ください。

(…後略…)

以下は,次のホームページをご覧下さい。
ペガサス ホームページ
 ∟●「泥ウソ」国賠原告団から全国のみなさんへ

なお,この訴訟における原告団のホームページは以下です。
教育機関・山形大学による事件 『泥棒はウソのはじまりだった』国賠 山大生4名“超”不当逮捕、山大学寮不当強制捜査事件
この事件の経緯については,以下のページおよび「仙台高裁に公正な審理を求める共同声明文」(2004年9月28日)が分かりやすかった。
『泥ウソ』国賠とは
「仙台高裁に公正な審理を求める共同声明」(2004年9月28日)
 ∟●共同声明賛同人・賛同団体(2005年2月7日現在)

Posted by 管理者 : 掲載日時 2005年05月09日 00:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
URL : http://university.main.jp/blog2/archives/2005/05/post_1103.html