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 カテゴリー (国)東北大学

2006年12月18日

東北大の有朋寮明け渡し訴訟、判決確定 大学へ引き渡し 地裁が強制執行

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061217-00000070-mailo-l04

 東北大が仙台市太白区の学生寮「有朋寮」の寮生に建物明け渡しを求めた訴訟の判決が確定したことを受け、仙台地裁は16日、強制執行を実施し、建物を同大に引き渡した。同大は今後、建物の取り壊しを行う予定。……

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2006年06月19日

論文盗用、データ捏造…不正対策に本腰 東北大

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060617-00000006-khk-toh

 実験データの捏造(ねつぞう)や論文の盗用など全国で相次ぐ研究者の不正を受け、東北大は告発などに対応する「研究倫理相談窓口」を設けた。研究者に不正防止の徹底を促すリーフレットを作り、倫理規定の策定も進める。具体的な不正対策には東大や大阪大も取り組んでいるが、東北の国立大では初めて。……

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2006年06月15日

東北大学職員組合、次世代育成支援対策推進法に基づく「東北大学一般事業主行動計画」の実施状況について(質問)

東北大学職員組合
 ∟●次世代育成支援対策推進法に基づく「東北大学一般事業主行動計画」の実施状況について(質問)

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2006年05月09日

東北大学有朋寮,今度は高裁が「強制執行停止決定」

ペガサス・ブログ版
 ∟●東北大学有朋寮,今度は高裁が「強制執行停止決定」

東北大学有朋寮,今度は高裁が「強制執行停止決定」

東北大学有朋寮の件です.仙台高裁は去る4月25日,「寮生は建物を明け渡せ」とする判決を,仮執行宣言付きで出していて,寮生らは連休期間中も「臨戦体制」でした.ところが,何と本日,仙台高裁が「強制執行停止決定」を出したというのです.「有朋寮ニュース vol.116」を転載します.
 関連記事(昨年9月も似たようなことが起こっています.)
 http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/2005-09-21

Date: Mon, 08 May 2006 12:11:35 -0000
Subject: 有朋寮ニュース vol.116

……


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2006年02月15日

東北大学職員組合、「本学職員の給与の取扱いに関する基本方針」等4つの「基本方針(案)」に対する暫定的見解

東北大学職員組合
 ∟●「本学職員の給与の取扱いに関する基本方針」等4つの「基本方針(案)」に対する暫定的見解

「本学職員の給与の取扱いに関する基本方針」等4つの「基本方針(案)」に対する暫定的見解

2006年2月9日
国立大学法人東北大学職員組合

 先に大学側から提案のあった「本学職員の給与の取扱いに関する基本方針」「65歳までの継続雇用システム(案)」「事務系職員等の新たな人事評価システムに関する基本方針(案)」「新たな能力開発システムに関する基本的考え方(案)」について、下記の通り当組合の基本的な見解を提出する。なお、これは暫定的な見解であり、今後の団体交渉の中でさらに詳細な回答をしていくつもりである。……

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2006年02月08日

東北大学、吉本学長退任へ 今期限り 突然の表明

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/02/20060207t15031.htm

 東北大の吉本高志学長(63)は6日、任期満了(11月5日)の今期限りで学長を退く意向を固めた。同日の理事・副学長会議で意思を明らかにした。……

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2005年11月21日

東北大学、国立大学法人化後評価 全項目で「計画通り」

東北大学新聞記事データベース

 国立大学法人評価委員会は、各国立大学・大学共同利用機関法人の平成16年度業務実績や経営計画の達成状況に関する評価結果を公表した。……

[関連ニュース]
検証国立大学法人化・対外協力の今

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2005年09月12日

東北大学寮が閉鎖の危機

週刊金曜日(9/9号)
ペガサス ホームページの掲載記事を経由

東北大学寮が閉鎖の危機

 東北大学が老朽化を理由に学寮「有朋寮」を一方的に廃寮して明け渡しを求めていた裁判の判決が9月1日、仙台地裁であった。小野洋一裁判長は寮生に明け渡しを命じ、寮生退去の仮執行も認めた。

 有朋寮は1954年に建築された木造2階建ての建物四棟からなる収容定員238人の自治寮である。

 判決は、過去に退寮し卒業した元寮生についてまで寄宿料分の損害金請求を認めるなど、杜撰なものだ。寮生側支持の1級建築士が「建物は十分耐力を有する」との意見書を提出していたが、地裁は証人申請も認めず、「老朽化は請求の実体的要件ではない」という大学の主張を鵜呑みにし、「廃止決定は大学の裁量に属する」とした。

 寮生たちはただちに控訴したが、地裁判決をもとに強制執行される危険性が高く、緊張が高まっている。しかし、「学問の府」たる東北大学が、理を尽くした話し合いもせずに、警察・機動隊の力で強制執行し寮生を追い出すことなど、あってはならない。

 2001年には、山形大学学寮や東大駒場寮が強制執行により閉鎖されており、有朋寮廃寮も全国で進行する自治寮つぶしの一環である。しかし、長期不況下、教育の機会均等を保障するためには学寮の存在が必要不可欠だ。寮生たちは寮を守るため、支援を呼びかけている。問い合せは有朋寮(TEL090・1705・3997)へ。

(有朋寮OB 石川雅之)


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2005年09月05日

東北大学学生寮、強制執行の危機

ペガサス・ブログ版
東北大学の学生寮,強制執行の危機 -- 大学側と通じる仙台地裁

 (転載,転送可です.)
 佐賀大学の豊島です.
 東北大学当局による有朋寮の明け渡し裁判の判決が9月1日に言い渡されました.結果は寮生の敗訴で,いつでも強制執行ができる状態になりました.
 寮生らが出している「有朋寮メールニュース」の11号によると,大学側は判決公判の法廷に弁護士も含めて一人も出席しなかったということです.これは判決内容について裁判所と大学当局とが内通していることを示すのではないでしょうか.判決そのものの公正さが疑われます.
 強制執行に備え,寮生らはさっそく泊まり込み体制に入っています.「受け入れ体制も完璧」とのことで,全国からの学生の参加と支援を訴えています.
 この判決は当然地元紙などでは報道されているはずです.全大教近畿や新首都圏ネットなど大学問題を扱うサイトは,ぜひこの事件を取り上げて下さい.国立大学の学生寮への強制執行が迫っているというのが大学界の大きなニュースでないはずはありません.
 それとも,学生たちの窮状に対し,あい変わらず無視,黙殺という「ゲバルト」を続けますか?

以下,同ニュース12号の全部を転載します.
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From: 東北大学 学生自治会
Subject: 有朋寮メールニュース12
Date: Fri, 02 Sep 2005 21:57:21 +0900

★BCCにて失礼します。東北大学有朋寮です。昨日の明け渡し反動判決以降の動きについてご報告します。転送大歓迎です。

★反撃の大宣伝戦の開始!
 「絶対に廃寮強行を許さない!」、有朋寮生と全国学生の反撃は判決直後から開始されました。1日夕方には100人の結集で総決起集会を打ち抜き、あらゆる闘いで強制執行をはね返すことを決意。
 そして夜からは、横断幕、立て看板、ビラなどを全力でつくりきりました。徹夜作業のかいあって、今朝には有朋寮および近辺道路は大横断幕、大立て看板で埋め尽くされ、近隣住民や中学生・高校生からの圧倒的な注目を集めています!

★続々と寄せられる激励の声!!
・ニュースや新聞報道で注目を集める中、本日から、有朋寮敷地を生活道路として使う住民の方々などに『有朋寮の戦闘宣言』(昨日の集会で発表した抗議声明)を配布しています。反応は上々です。以下、紹介します。
 「幼い頃、寮のお兄さんに遊んでもらっていました。ここがなくなると、この道が通れなくなって不便になるので困ります」(鹿野在住、女性の方)
 「機動隊が来るの? 頑張ってね。こっちは応援してるから」(寮の裏に住むおばあさん)
 「テレビで見ました。人が住んでいるのに追い出すのはおかしい。寮生の気持ち分かるよね。頑張ってください」(女子中学生二人組)
 「ニュース見たよ。昔から近くに住んでいるから、有朋寮という名前だけで愛着がある。理由はこじつけで、ただ追い出したいだけ。いつの時代もお上がおかしいことをやるのよね。頑張ってね。応援しているから」(近所のおばさん二人組)
 ※近所の方から日本酒(特別純米)の差し入れもいただきました!
・また、宮城の教育労働者の方からも応援メールが届いています。
 「集会には遅刻して参加した私ですが、やっぱり参加してよかったです。…東北大学の若者には、いつもいつも学ぶこと、勇気づけられること、その仲間の絆をうらやましく感じること、大です。…これまで有朋寮で暮らしてきたみなさんが『普通に暮らし』続けるんじゃなくて、『頑張って暮らし』続けなければならない理不尽さに、大きな怒りを感じます。そう強いる権力は、みなさんの暮らしを妨げ、脅かすためだけに、妨げ、脅かす。これは許せない。『君が代』の40秒座っていることを、許さない権力と同じです。私は、本当に微力ですが、みなさんを応援し続けます」(抜粋)

★泊まり込み部隊への参加を!

 早朝の強制執行に備え、有朋寮生と全国学生で泊まり込み体制をつくっています。受け入れ体制も完璧です。全国学友は有朋寮へ!

★ホームページとメールニュース体制を強化します!
・有朋寮をめぐる情勢を迅速にリアルタイムで届けるために、ホームページとメールニュースの体制を圧倒的に強化しています。
・ホームページ閲覧を周りの方々にも薦めてください。メールニュースを知りうる限りの方に転送してください! この許しがたい現状への怒りを一人でも多くの人たちと共有しよう!

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東北大学有朋寮
 仙台市太白区鹿野2-19-5
  Tel 022-247-4669
Fax 022-795-7823
    HP http://uforyou.exblog.jp
-------------------------------------


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2005年08月31日

東北大移転 07年度に造成着手 第1期は200億円規模

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000001-khk-toh

 青葉山(仙台市青葉区)の宮城県有地(82ヘクタール)へのキャンパス移転計画を進める東北大は29日、新キャンパスの整備方針と土地利用計画案を発表した。 ……

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2005年08月30日

東北大、キャンパスの一部を売却し移転

 東北大は29日、仙台市中心部にあるキャンパスの一部を売却し、仙台市郊外の宮城県有地に移転する計画を発表した。……

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2005年08月22日

東北大、移転費用は自己資金 予算要求見送り

http://www.kahoku.co.jp/news/2005/08/20050820t11053.htm

 青葉山(仙台市青葉区)の宮城県有地(82ヘクタール)へのキャンパス移転計画を進める東北大は19日までに、県有地取得費などのキャンパス整備費について、基本的に自己資金で賄う方針を固めた。……

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2005年08月04日

東北大学職員組合、給与問題に関する見解(改訂版)

東北大学職員組合
 ∟●国家公務員平均よりもはるかに低い東北大学職員の給与を引き下げるべきではない

国家公務員平均よりもはるかに低い東北大学職員の給与を引き下げるべきではない

-給与引き下げは大学と地域経済を衰退させる
-法人経営を破壊する運営費交付金削減は許されない
-役員会は人事院勧告に追随せず、大学の自主性を発揮せよ
-法人化で困難や責任が増した大学の仕事の価値を正当に評価せよ

東北大学職員組合賃金・人事制度検討委員会

はじめに
 現在、人事院は国家公務員の給与を大幅に引き下げるとともに、給与の地域間格差を拡大しようとしています。本来、人事院勧告や給与法は国家公務員対象であり、非公務員化された国立大学法人の教職員には適用されません。しかし、政府が国家公務員の給与引き下げにあわせて運営費交付金を削減してくる危険があります。また、昨年度の寒冷地手当削減・廃止の経過が示すように、東北大学の役員会が自主的な経営姿勢を持たずに、類似の給与引き下げを行う懸念もあります。

 しかし、この引き下げは本当にやむを得ないのでしょうか。そして、国立大学法人と東北大学も同様に引き下げるべきなのでしょうか。私たちはこの文書で、給与引き下げに合理性はないこと、むしろ国立大学法人と東北大学の給与は国家公務員よりも低いこと、大学の仕事の価値を正当に評価して処遇を改善すべきことを明らかにしたいと思います。

以下省略。上記urlにてご参照下さい。


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2005年07月25日

東北大学、法人化以後、労働条件はどう変わったか

東北大学職員組合
 ∟●法人化以後、労働条件はどう変わったか

法人化以後、労働条件はどう変わったか  2005年7月版

東北大学職員組合賃金・人事制度検討委員会

 東北大学が法人化されて、はやくも1年以上がたちました。私たちは国家公務員でなくなり、大学と契約を結んではたらく労働者となりました。

 変わったこと、変わらないこと。それぞれが感じていると思います。しかし、確実に変わったこともあります。それは、労働条件のうち、「自動的に決まる」部分、良くも悪くもちょっとやそっとのことでは変えられない部分が大きく縮小し、全国と東北大学の労使関係次第で変わってくる部分、つまりは「私たちの努力次第」で良くも悪くもなる部分が拡大したことです。国家公務員でなくなるとは、そういうことです。給与も手当も休暇が細かい点まで法律で保障されることはなくなり、労使自治に広い領域が委ねられました。労働三権(団結権、団体交渉権、争議権)は回復しました。

 残念ながら、国立大学法人の制度は、財政や中期目標・中期計画を通した政府による統制を新しい形で残しており、とりわけ効率化係数等を通した財政的な締め付けは年々厳しくなってきています。こうした事態には、労使の立場を超えて大学人が団結して立ち向かわねばならないことも多いと思います。

 しかし、学内においては、大学の方針次第で、労働条件は大きく切り下げられるかもしれません。その一方で、私たちが組合に結集して力強く交渉し、経営をチェックしていけば、はたらきやすい職場や公平な処遇を実現することができるかもしれないのです。

 東北大学職員組合は、法人化後の労使関係にふさわしい、強く賢い組合になろうと努力しています。この資料では、法人化の前と後で何が変わったか、どこに問題があり、どのように変えればよいかを、組合の立場から整理してみました。自分自身のはたらき方をチェックし、改善していくために、このマニュアルをどうぞご活用下さい。

 なお、このマニュアルに表現されている見解は、一部、賃金・人事制度検討委員会による試論を含んでおり、組合の大会・執行委員会で今後変更する可能性があることをご了承下さい。

……以下,上記URLを参照して下さい。


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2005年07月20日

東北大学職員組合、教務職員制度の廃止をめぐって

東北大学職員組合
 ∟●教務職員制度の廃止をめぐって

教務職員制度の廃止をめぐって

 2005年4月1日より,教育職俸給表(一)1級の廃止を直接のきっかけとして,教務職員制度が廃止され,現職の教務職員が助手あるいは技術職員に振りかえられたことをもって,長年にわたる問題は一応の解決を見ました.

 とはいえ,制度廃止に際しては,振りかえの条件などをめぐって組合と大学本部との間で多くのやり取りが行なわれました.また,助手への振りかえが行なわれた結果,従来支給されていた超過勤務手当がなくなり給与が大幅に減ったり,また大学院手当の支給は6ヶ月待ちとなるなどの新たな問題も発生しています.さらに,学校教育法の一部改正で助手が助教と助手に振り分けられることに伴い,教務職員問題と同様の問題が再び発生することも懸念されます.

 ここでは,2004年度末にかけての,この問題に対する組合の取り組みの経過を,資料としてまとめることとします.

…以下の資料は略。上記URLを参照して下さい。


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URL : http://university.main.jp/blog3/archives/2005/07/post_153.html

2005年06月20日

検証:国公立大学法人化

東北大学新聞記事データベース
 ∟●検証:国公立大学法人化(2005年06月18日)

 ◆    ◆
法人化の影響として最も大きかったのは、授業料の値上げだといえる。法人化以前は、大学独自の判断で授業料を設定することはできなかった。それが法人化に伴って、国側が定めた標準額の上下10パーセントまでの範囲であれば、大学側の判断で授業料を自由に設定することが可能となったのだ。
今年4月の授業料値上げは、国の定める標準額がこれまでの52万800円から、53万5800円に値上げされたことに伴うものである。実際に授業料を値上げするかどうかは、各大学の判断に任されていた。
しかし国では、この標準額の値上げ分に学生数をかけた分を、運営交付金から差し引くことを決定していた。その結果、教育水準を維持するために値上げをせざるを得なかった、とする大学が多い。
本学も例外ではなく、今年4月から全学生の授業料が値上げされた。本来であれば、在学生の授業料に関しては据え置かれるものだった。
在学生に対する連絡は、掲示と3月末に保護者あての封書のみというものであった。大学側からは、これ以外に授業料値上げに関する連絡はなかったため、学生からは不満の声が挙がっている。
この先も、交付金が削減されていくことが予想される。だが、その度に授業料の値上げをしていくわけにはいかない。授業料を抑えるためには、国からの運営交付金以外に、大学独自の資金源を得ていかなければならない。
やはり、学外団体などと協力して研究を行い、社会貢献をするなどして、大学独自のカラーを出していくことが求められるのではないだろう。その上で、新たな研究を行なったり、寄付金を得ていくことになる。
ただ、ビジネスにつながりやすい理系の研究ばかりに予算がまわされ、文系学部での研究がおろそかになっていくことが懸念される。そうなれば、学生数や研究の質に差が出てしまい、総合大学の意義が損なわれてしまう。大学は、全学生にとって魅力的な教育や研究を行なっていかなければならないのだ。
法人化により、大学はこれまで以上に学内外に対する責任が大きくなる。それに対応することのできる、しっかりとした組織構造が求められている。

Posted by 管理者 : 掲載日時 2005年06月20日 00:20 | コメント (0) | トラックバック (0)
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